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株式会社システム計画研究所

株式会社システム計画研究所 宇宙開発、人工知能、画像合成技術。知的好奇心を刺激する最先端のソフトウェア

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宇宙開発、人工知能、画像合成技術。知的好奇心を刺激する最先端のソフトウェア

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女性の活躍ストーリー
宇宙開発、人工知能、画像合成技術。知的好奇心を刺激する最先端のソフトウェア

 衛星画像解析ソフトやロバスキーという特許技術を用いた画像合成ソフトなど、専門性が高いソフトウェアを開発している株式会社システム計画研究所。プログラマーというと男性のイメージが強いが、同社では各プロジェクトで女性が大いに活躍している。同社で奮闘する3人の女性を紹介する。

専門分野に特化したソフトウェア開発

 1980年代のコンピュータ普及に伴って、急速に発展したソフトウェア産業。中でも、ビジネスシーンで欠かせない事務処理系、いわゆる、在庫や生産管理、会計や給与計算といったソフト開発は、日進月歩の技術に即していかなければならないため、そのニーズが枯渇することはない。事務処理ソフトとひと口に言っても、業種、業界によってその内容は大きく異なる。ソフト開発にあたっては、それ相応の業種、業界の知識が不可欠になる。だからといって、それをそれぞれの企業が自前で開発するにはあまりにも効率が悪い。そこで、それぞれの業種、業界に適したソフト開発を開発会社に依頼するという流れになっているのだが、裏を返して言えば、ソフト開発会社は、専門性の高いスタッフを揃えていれば、安泰ということにもなる。その既得権を争って、業界はしのぎを削っているのだが、システム計画研究所では事務処理系ソフトの開発を一切、行っていないという。
 「ソフトウェア会社は、ハードウェアメーカーの子会社であるメーカー系、商社や金融系企業などの情報システム部門が独立して子会社化したユーザー系、そして親会社を持たない独立系の3つに大別できます。弊社は独立系ですので、黙っていても親会社から案件が降りてくるメーカー系やユーザー系と同じことをしていても仕事は回ってきません。目指しているのはニッチトップ。つまり、他企業には真似できない市場に特化したソフトを開発することが弊社の経営戦略というわけです」
 と同社の立ち位置を話すのは井上由香マネージャー。真似できないと豪語するだけに同社が創業当初から推し進めてきた3つの事業「通信・ネットワーク、宇宙開発、医療」はいずれも専門性が高く、時代の最先端を行くと評価は高い。そのひとつ、通信・ネットワークシステム事業では、昨今、注目されているDeep Learningで実績をあげている。機械学習の手法だそうだが、いわゆる、今、巷間で言われているビッグデータを活用するための技術だという。企業や研究機関が所有する膨大なデータから販売予測や設備故障検知といった有益な情報を算出するというもので、ビッグデータを解析し答えを導き出す頭脳がDeep Learningだという。グローバル化著しい時代にあって、何処の市場も多様化への対応に躍起になる中、ビッグデータへの期待は大きい。その期待は、そのまま同社に向けられている。まさに、先見の明の妙味といったところだが、他にも同社では、宇宙航空研究開発機構JAXA関連の受託開発や、衛星画像を解析するためのソフトウェアを開発し、医療情報システム事業では地域医療連携のためのシステムづくりなどを手掛けている。いずれもソフトウェア開発の知識だけでなく、それぞれの分野の専門知識がなくては成し得ない事業だけに、他の追従を許さない境地にあるようだ。これらは、創業者がもともと得意だった分野を設立当初から推し進めてきた事業だという。企業プロフィールに目をやると創業38年と歴史は浅く映るが、他の産業と比べて歴史が浅いソフトウェア業界においては老舗。これまで数々の特異なビジネスを創出してきた。
 「その筆頭に挙げられるのが画像処理システム事業ですね。ここでは特許を取得した独自アルゴリズム『ロバスキー』を開発し、大きなニーズをつかみました。ロバスキーとはグリーンバックやブルーバックで撮影した画像を自動で好みの背景に変えるためのアルゴリズムで、その理論を動画に用いれば動画編集ソフトのプラグイン、パソコンに組み込めば、テレビ局のバーチャルスタジオのようにリアルタイムでの背景合成ができます」
 と話す井上さん。実は、ご本人こそが画像処理分野を同社の4番目の事業にまで成長させた立役者なのだ。もともと、音楽や映像が好きだったという井上さん、動画編集ソフトのプラグインを開発するという話が社内で持ち上がった際には、ぜひ参加したいと自ら手を挙げたのだという。

body1-1.jpg同社の事業について説明する井上由香マネージャー

顧客回りが思わぬ副産物を生む

 同社は人事や広報を専門にやっている社員はおらず、管理部の数名を除いては全ての従業員がソフトウェアの開発者だという。井上さんも入社以来、一貫して開発に携わってきた。そのバリバリのプログラマーである井上さんが、動画編集ソフトのプラグイン開発時には、プログラミングのみならず、率先して顧客回りを買って出たという。
 「受託業務ではなく自社製品の開発業務だったので、ひとりでも多くの人にソフトの良さを知ってもらいたい一心でした。それに、今こんなのを作っているんですと開発途上のソフトを持ってお客様のところに行くと、『背景に使うバック紙などは、シワが入っていたり、穴が開いていたりすることもあるから、それでも合成ができるんだったらぜひ買いたいね』とか『背景一面をグリーンバックにしたいと思っても、サイズが足りずにだましだましやっているから、グリーンが敷けていないところにも簡単に合成できたらすぐにでも購入したい』といった現場の声が聞けるんです」
 グリーンバックのシワ修正や、グリーンが敷けていない箇所などは、編集者が一コマ一コマ合成するというのが一般的。動画は1秒間に30フレーム前後あるだけに、その切り抜き作業だけでも気が遠くなるほど煩わしい作業である。そうした現場の声を聞いた井上さん、同僚と相談し、切り抜き作業を自動で行える機能をソフトに搭載した。「ざっくりマスク」というもので、一度切り抜く範囲を指定すれば、フレームが変わって被写体が動いても、その動きに「ざっくり」追随して自動で切り抜いてくれるという、まさにあったらいいなを実現した機能である。このざっくりマスク機能もあってこのプラグインは同社のヒット商品になり、同社は映像業界に知られるようになった。さらに井上さんにとっては思わぬ副産物もあった。
 「ひとつのことに熱中するタイプの私にとって、プログラミング業務もとてもやりがいがある楽しい仕事でした。そんな私が、お客様のところへ足を運んでニーズを探ったり自社製品のPRをしたりしているうちに、これもやりがいのある仕事だと思うようになったんです」
 仕事作りの醍醐味を知った井上さんは、積極的に顧客回りをするようになり、それが高じて現在では、事業拡大のためのマネジメント業務に邁進している。言うまでもなく、それは井上さんが自発的に行ってきたことで、会社から言われてそうしているわけではない。井上さんの積極的姿勢は会社も認めるところで、開発者ながらPR活動も行うエバンジェリストというそれまでなかった役割が設定された。井上さんのバイタリティにも頭が下がるが、会社が従業員に与える裁量の大きさにも敬服させられる。

body2-1.jpg特許技術、ロバスキーを用いたリアルタイムでの背景合成

それぞれのプロジェクトで活躍する女性たち

 同社には井上さんのように活躍する女性が少なくない。在間淑美さんもそのひとりで、これまでに宇宙システム事業で衛星データの解析、画像事業で放送局向け映像効果プラグイン開発やDeep Learningによる認識エンジン開発など、事業分野をまたがって様々なプロジェクトに携わってきた。在間さんが入社したのは1989年。この年は、日経平均株価が史上最高値の38,957円44銭を記録するなど、まさにバブル全盛期だった。
 「当時は、『24時間戦えますか?』というキャッチコピーが流行るほど、それこそ寝る間も惜しんで働くことが求められていた時代。でも、私はプライベートも大切にしたかったんです。ですから、週休2日で祝日もきちんと休ませてくれるという当時では珍しい方針を貫いていた弊社に魅力を感じました」
 と話す在間さんは、入社5年目で育児休業を取得。同社の技術職で最初に育児休業を取得したのだという。
 「仕事に復帰してからも子どもの迎えで夕方に帰ることもありましたし、子どもが熱を出して、早退ということもありました。それができたのも、同僚の積極的フォローのおかげです。また、会社も私の事情を汲んでくれ、コアタイム外の全体会議をなくしてくれるなど、柔軟に対応してくれました。そうした事情を言いやすい環境でもありますね」
 在間さんがいわば、働く母親の先駆者となったおかげで、同社には家庭と仕事を両立させている女性が少なくないという。

body3-1.jpg数々のプロジェクトで活躍してきた在間淑美さん

それぞれのプロジェクトで活躍する女性たち

 在間さんや井上さんのような先輩に一日でも早く追いつきたいと話すのが、中村紗里さんだ。入社2年目ながら、ロバスキーを応用した証明写真専用のソフトウェアの開発に携わるなど、充実した毎日だと話す。
 「大学では生命科学を専攻していたので、プログラミングは全くの門外漢。それでも、プログラミングは外国語を学んでいるような感覚で、とても楽しいんです。社会人になってからも日々学び続けたいと思っていた私にとってうってつけの職業ですね」
 プログラムのみならず、同社では宇宙開発や人工知能など知的好奇心を刺激する仕事が揃っている。何かを突き詰めて考えることが好きだったり社会に出てからも勉強し続けたいと志す人にとっては、魅力たっぷりの企業といえよう。

body4-1.jpg「社会人になってからも学び続けられる仕事です!」と話す中村紗里さん

編集部からのメッセージ

やりがいがある仕事に就きたい


 大学で物理学を専攻していたという井上さん。売り手市場だったという就職活動時には、研究室に大手ハードウェアメーカーなどから多数の求人票が来ていたというが、魅力を感じなかったと振り返る。
 「ソフトウェア業界志望だった私は、『ソフトは日進月歩で新しいものが次々出てくるから、35才になったら頭が追いついていけなくなるらしいよ』などと友人から言われましたが、むしろそこに魅力を感じて、新しいことをどんどん学んでいきたいと思ったのです。それに、大勢の中のひとりではなく、自分の個性が発揮できるようなやりがいのある企業というのも就職活動の軸にしていました」
 自らの思いを貫き、同社に入社した井上さん、思い描いた通りのやりがい十分の業務に携わっている。確かな価値観を前面に押し出した就活を見習いたいところだ。

  • 社名:株式会社システム計画研究所
  • 設立年・創業年:設立年 1977年
  • 資本金:資本金 8,000万円
  • 代表者名:代表取締役 大津崇・門脇均
  • 従業員数:従業員数 87名(内、女性従業員数13名)
  • 所在地:150-0031 東京都渋谷区桜丘町2番9号 カスヤビル
  • TEL:03-5489-0211
  • URL:http://www.isp.co.jp/
  • 採用情報:こちらからご確認ください。

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