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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第10回 安全や快適な生活を支える社会貢献度が高い企業特集

1社目 株式会社ナビット/4名参加

 この日、最初に訪問したのは、データベースを活用して暮らしを豊かにする会社、ナビットです。都内の地下鉄ホームに設置されている「のりかえ便利マップ」を発明した設立者が主婦の会社といえば、ご存知の方も多いでしょう。ここでは、社長の体験談、職場見学、擬似企画会議のグループワークを体験しました。

ナビットを訪問 ナビットを訪問

ツアー内容

会社概要と社長の体験談
 当日は、まず入社6年目の社員の矢野さんが、ナビットの概要について説明してくださいました。
 「20年以上前、当社の代表がまだ主婦だった頃に、ベビーカーを押しながら“こんなのがあったらいいな”と考えて作ったのが、のりかえ便利マップです。ベビーカーを押して階段を登り下りするのは大変ですよね。でも駅によって改札や乗り換え口、エレベーターの場所が異なるので、乗換先でいちいちそれらを探すのがとても大変だったということです。そこで自分でマップを作って当時の営団地下鉄に話を持って行ったのですが、個人では交渉できませんでした。その際に会社組織を立ち上げたのが、当社の始まりです」

 のりかえ便利マップは、まず情報誌に取り上げられたそうです。それにより、営団地下鉄も採用を決め、会社が成長していったとのこと。
 現在では、駅のデータベース化だけではなく、飲食店や理容店、映画のようなエンタメ系のデータベースを企業に向けて提供し、また一般消費者に向けてスーパーの特売情報をデータベース化して提供するサービスも行っているそうです。さらに日本全国にいるSOHO(スモール・オフィス、ホーム・オフィスの略称で、自宅などで出来る仕事をしてくれる人のこと)の地域特派員5万8,000人以上を会員化し、その会員から情報を集めて地方店舗の情報なども提供する体制を作っているということです。
 続いて参加者が映像による「のりかえ便利マップ誕生のストーリー」を鑑賞した後に、福井社長が登壇しました。

 「私はもともと物を工夫して作るのが好きで、発明好きだったのです。そこで発明学会に入って発明の勉強をしました。学会では“何かを嫌だなと思ったら、そこにビジネス・チャンスがあると思え”ということを習いました。嫌なことをメモして、改善する方法を考えることが発明のコツなのです。のりかえ便利マップも、そうして作りました。皆さんも、嫌なことを嫌だなで終わらせずに、そこに何かを変えるヒントがあると考えると、生活が変わると思います」
 福井社長の話を聞いた参加者からは「主婦をしながらのりかえ便利マップを作るのは大変だったと思いますが、時間はどのように作ったのですか」という質問が出ました。福井社長は「大変でしたが、家族の理解を得ること、それとマップを作るために駅を回るのは土日に集中して行い、お金もかかるので周遊券を活用しました。それから、1年間頑張ると期限を設けて取り組みました」と回答。参加者は納得しつつ、福井社長のバイタリティに感銘を受けた様子でした。
 その後、改めて同社の各事業について説明を受けた後、社内を見学しました。

  • 会社説明を聞く参加者会社説明を聞く参加者
  • 「のりかえ便利マップ」を発明した福井社長「のりかえ便利マップ」を発明した福井社長

社内見学と在宅ワーカーを活用した新規事業の企画を体験
 社内見学では、オフィスの雰囲気を見せていただくだけでなく、実際にSOHOの地域特派員からどのように情報を受け取り、それをどうまとめているのか、PC画面を見ながら具体的に説明を受けました。
 訪問の最後には、ワークショップを行いました。参加者が2チームに分かれ、各チームに社員の方が加わって、「在宅ワーカーを活用した、新規事業を立ち上げるための企画会議」を開くというワークです。参加者からは「休憩スポットのサイトを作ったらどうか」、「飲食店のメニューや値段がわかるサイトはどうか」といったアイデアが出て、それに対して社員から「そのお金はどうやって作る?」「飲食店のサイトには営業時間もあった方がいいよね」といったアドバイスがあり、議論が白熱! アイデア出しの時間が終わり、企画内容の発表では、最初のチームは「休憩などが出来るフリースペースが一目でわかるサイト」、次のチームは「ランチタイムの飲食店で混雑していない時間がわかるサイト」を提案。社員の方々から「アイデアは良いので、日常生活の中で困ったことを困ったままにしないよう、考えるクセをつけてください」というアドバイスをいただき、1社目の訪問を終了しました。

  • 実際に仕事をしている現場を見学実際に仕事をしている現場を見学
  • 擬似企画会議を体験擬似企画会議を体験

参加者の声

 参加者からは、「あったらいいなと思うものを形にする力が凄いと思った」、「情報やデータが、実際にどのように活用されているのかがわかった」という感想が聞かれました。

  • 振り返り会でナビットの感想をそれぞれ書き出し振り返り会でナビットの感想をそれぞれ書き出し

2社目 日本物理探鑛株式会社/4名参加

 2社目に訪問したのは大田区の建設関連業、日本物理探鑛です。同社は、「物理探査」のパイオニアとして70年以上の歴史を持つ企業です。参加者はここで、社長からのお話を伺い、実際に金属探査機を使用してみることが出来ました。また、若手社員との交流会も行いました。

日本物理探鑛株式会社 日本物理探鑛株式会社

ツアー内容

社長のお話と業務の紹介
 物理探査とは、人間が見ることができない地下の地盤や状態などを非破壊で調査する技術のこと。道路や鉄道、ダムなどを建設する際には絶対に欠かせない、設計や施工の前に行う調査技術です。日本物理探鑛は、1942年に創立し、当初は主に鉱山や炭田の調査に従事していたとのことです。
 石田社長は、事業について次のように説明してくださいました。
 「建設関連業とは、大きく分けると、測量、建設コンサルタント、地質調査があります。その中で、測量と建設コンサルタントは仕事をAI化(ネットと人工知能を組み合わせて対応すること)しやすいのですが、地質は千差万別なため、地質調査には人の力が必要です。当社は、この地質調査をメインとした会社ですから、社員一人ひとりの能力が会社の能力を決めると考えています。そこで社員教育の基本方針を定め、育成に一層力を入れいるところです。皆さんはこれから就職先を探すのだと思いますが、今日はこんな仕事があるということだけでも知ってもらえればと思います」

 続いて、技術第二部部長の河野さんが会社や業務について説明してくださいました。
 それによると、社名の「物理探鑛」とは物理探査の昔の呼び方であること、業界で一番の老舗であること、業務が調査なので成果物は調査報告書になること(道路や建物を作ったりするわけではない)、社員に求められる能力としては専門知識や機器の操作はもちろんのこと、野外での調査があるので体力や自動車の運転ができることが求められるといった説明がありました。

  • 会社概要を説明してくれた石田社長会社概要を説明してくれた石田社長
  • 事業について説明を聞く参加者事業について説明を聞く参加者

金属探査機を使ったワークと社員との交流
 場所を屋上に移し、金属探査機を実際に使って異常が検知される様子を擬似体験しました。続いて、室内の研究室に移動し、そこに置いてある金属探知機を手にして、その大きさや重みを体感。参加者からは「結構重いので、これを持って外を歩き回るのは大変ですね」といった感想が漏れていました。
 その後、会議室に戻って総務人事部と営業部の若手社員2名が加わり、参加者との交流会を開きました。参加者からは残業時間や仕事のやりがいについての質問が挙がり、社員からは「残業時間は月に10〜20時間くらい」、「仕事のやりがいについては、入札のときに“これくらいの見積もりでいけるかな”と思った見積もりが通ったときに、喜びややりがいを感じます」といった回答をいただきました。参加者は、社員の方々からの具体的な答えを聞く事ができ、会社の雰囲気も伝わってきたようです。

  • 金属探査機を使ったワークの様子金属探査機を使ったワークの様子
  • 若手社員との交流会若手社員との交流会

参加者の声

 「建設関連業といわれても正直よくわからなかったので勉強になった」、「理系の会社かと思っていたが、文系の社員も多いと聞いて私も頑張れるかもと思った」という声が挙がっていました。

  • 日本物理探鑛について感想をまとめる振り返り会日本物理探鑛について感想をまとめる振り返り会

まとめ

 1社目の(株)ナビットでは企画会議の体験を通して、企画の難しさ、その反面身近にある困ったことがビジネスなるというのを肌で感じれているようでした。
 2社目の日本物理探鑛(株)では普段あまり接する機会のない建設・地盤などのお話にとても興味を持って話を聞いていたのが印象的でした。
 今回の参加者は、自分の知らない分野を見てみたいという意欲のある方々だったと思います。移動中のバスの中でまで、就職活動の悩みを話してくる積極性が感じられました。これまで知らなかった企業の魅力を肌で感じられた有意義なツアーだったと思います。

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