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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第21回 アイデアや夢をカタチに。若手社員が活躍する企業特集

1社目 株式会社オレンジアーチ/9名参加

 オレンジアーチは、業務アプリケーションやインフラシステムの構築だけでなく、スマートフォン向けのアプリ開発なども手掛けるIT企業です。今回は足立区千住の本社を訪問し、社長や社員の方々のお話を聞いてきました。  

本山功代表をはじめ社員の方々と記念撮影 本山功代表をはじめ社員の方々と記念撮影

ツアー内容

代表取締役からのお話
 ツアーは本山功代表のお話からスタート。まずは創業のきっかけをお話してくださいました。

 「創業はリーマンショックがあった2008年です。金融危機の波はIT業界にも押し寄せ、エンジニアをはじめとする技術者の仕事が減り、市場に有能な技術者があふれているような状態でした。私自身、大手のシステム会社に勤めていて、そうした現状を目の当たりにし、力のある技術者に仕事がないのはもったいないと考え、この会社を立ち上げました」

 そうした経緯が社名に込められていると言います。

 「オレンジアーチのオレンジは好奇心を想起させる色。アーチには協力するとか、手を取り合うといった意味を込めています。つまり、好奇心旺盛で、一芸一能を持つスペシャリストたちが手を取り合い、チームプレーによって、新しいものを生み出すという思いを込めました」

 その思いは叶い、一芸一能を持つ技術者が集まったと本山代表。実際、官公庁向けの業務アプリケーションの構築、あるいは金融機関向けのシステム開発、そしてスマートフォン向けのアプリ開発など、それぞれの技術者が得意なことを生かして事業に発展させているといいます。

 「スマートフォン向けのアプリでいえば、同じ北千住に校舎を構える東京電機大学と共同で「esalon(イーサロン)」というアプリを開発しました。これは、ヘアカタログに自分の顔写真をはめて髪形のシミュレーションができるアプリです。IT業界はアプリだけでなく、AI、ドローン、3Dプリンターなど次から次へと新しいものが出てくる業界です。これからも新しいものを生み出すという創業理念のもと、事業を展開していきたいと思っています」

 本山代表の話は30分ほどで終了。次にツアー参加者との質疑応答が行われました。そこで「新人教育で気を付けていることは?」という質問にこう答えてくださいました。

 「技術的なことはもちろんですが、エンジニアはチームで動く仕事ですのでコミュニケーションの取り方も大切です。ですから、考えていることをきちんと伝えられるようにしようとか、分からないことがあれば何が分からなくて何が知りたいのか、きちんと話せるようにしようといったことも教えています」

プログラミング体験
 その後、ヒューマノイドロボットであるPepperを使った簡単なプログラミング体験が行われました。体験の目的はPepperを動かしてプログラミングの仕組みを知ろうというもの。プログラミングといっても一行一行コードを書いていくのではなく、「話す」や「おじぎをする」といった指示をドラッグ&ドロップで繋ぎ合わせることでPepperを動かすChoregraphe(コレグラフ)という開発ソフトを使った体験です。  

 学生たちはPepperに「私は埼玉から来ました」などと、自分の自己紹介をさせるとともに、「おじぎ」などのそれに見合った動きをつけるなどして、プログラミングの仕組みを理解していきました。また、Pepperのモーションには「バンザイ」や「バイバイ」といったものもあり、そのユニークな動きに笑いが起こるなど、楽しみながらの体験となりました。

 プログラミング体験は40分ほどで終了し、ツアーの締めくくりに採用担当の中谷肇さんから挨拶をしていただきました。

 「皆さんの多くは文系と聞いていますが、当社をはじめとしたIT企業の多くは文系でも積極的に採用しています。今回のツアーを通じてIT業界にも興味を持ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。今日は短い間でしたが、ありがとうございました」

  • 会社概要を説明する本山代表会社概要を説明する本山代表
  • 社員の方に教わりながらPepperを動かしていきました社員の方に教わりながらPepperを動かしていきました

学生の声

 参加した学生の中には、「IT業界は何だか難しそうであまり関心がありませんでしたが、文系でも採用していると聞き、興味が湧きました」といった意見や、「元々IT志望。IT企業のオフィスを見たり、社長の話を聞けたのは貴重な体験になった」と話す学生など、それぞれ有意義な時間を過ごせたようでした。  

  • 楽しみながらプログラミングを学べました楽しみながらプログラミングを学べました
  • 最後に挨拶をしていただいた中谷肇さん最後に挨拶をしていただいた中谷肇さん

※Pepper商標は、ソフトバンクロボティクス株式会社、及びその他、ソフトバンクグループ関連会社に帰属します。

2社目 タマノイ酢株式会社/9名参加

 タマノイ酢は「穀物酢」や「すしのこ」、「はちみつ黒酢ダイエット」など、お酢やお酢関連の商品を製造している老舗のメーカーです。今回は新宿区西新宿にある東京本部を訪問し、社員の方々のお話を聞いてきました。

社員の方々と記念撮影 社員の方々と記念撮影

ツアー内容

社員の方からのお話
 ツアーの司会進行役と会社概要の説明を担当してくださったのは髙嶋智子さん。入社3年目とは思えないほど流暢に食品業界やタマノイ酢についてプレゼンテーションしてくださいました。ツアー参加者たちはメモをとりながら、その話に耳を傾けました。

 「食品業界はほかの業界と比べて景気に左右されにくい業界ではありますが、少子化の波を受けて全体としては縮小傾向にあるといわれています。それでも、手をこまねいて傍観しているわけにもいきませんから、当社では様々な事業戦略を推し進めています」

 タマノイ酢で製造している醸造酢のボトルを手に取り、付加価値のある商品開発が戦略の一つと続けます。

 「これは当社で販売しているポピュラーな醸造酢で、特売のときなどは1本100円以下で販売されることもあります。長年売れ続けているヒット商品ではありますが、その価格帯のものばかり販売しているわけにもいきません。そこで、お酢にねりごまやすりごまを加えた『ごまだれ』、黒酢とりんご果汁を合わせたビネガードリンク『はちみつ黒酢ダイエット』など、健康志向の高い消費者様の琴線に触れる商品開発に力を入れています」

 商品開発に併せて、ロサンゼルスに営業拠点を設立させるなど積極的に海外市場の開拓も行っているといいます。

 「現地に拠点を構えるだけでなく、文化や風土に合わせた商品を展開していかなければなりません。例えば、健康志向の高い都市ではあえて甘みを落としたビネガードリンクを販売し、紙パックの風習がない中国では飲料をペットボトルに入れて販売、それにイスラム圏では戒律に則って製造されたハラール認証のすし酢を開発するなど、ニーズに合った商品展開をしています」

 老舗メーカーの具体的な事業戦略だけに、学生たちの関心度も一際の様子。そんな学生たちに食品業界における就職活動についてもお話してくださいました。

 「一口に食品業界といっても、原料メーカー、食品メーカー、商社、小売、外食など川上から川下まで幅広い業種が存在しています。その中でも、例えば当社のような食品メーカーであれば、研究開発から商品企画、生産管理、営業、そしてそれらを支える人事、財務、法務まで、様々な業務があります。食品メーカーに興味があれば、その中でも自分は何をしたいのか具体的に考えてみると就職活動の指標になると思います」

 髙嶋さんのお話は30分ほどで終了。次に「タマノイ酢のパッケージデザインをしてみよう」というテーマでグループワークが開かれました。

グループワークと座談会
 グループワークの司会は、開発から採用・広報まで担当している山田亜未さんにバトンタッチ。ワークのやり方やポイントを説明していただきました。

 「今回のツアーのテーマが『アイデアや夢をカタチに』というものですので、実際にパッケージデザインをしてもらいます。商品は不眠に悩んでいる方向けのお酢飲料。ただ漠然と絵にしていくのではなく、まずターゲットの性別や年齢層を想定した上で、商品名、味、販売先なども含めてパッケージデザインを完成させてください」

 学生たちは3人一組になって、30分ほどかけてパッケージデザインを描いていきました。出来上がったのは、夜勤アルバイトや夜ふかしがちな学生向けで羊のイラストをあしらったものや、ストレスで不眠になっている30代の方向けに薬局などで販売する白を基調としたシンプルなデザインのものなど、それぞれに個性豊かなパッケージを完成させました。

 「文字のフォントにまでこだわりを見せるグループがあるなど、それぞれがディテールまできっちり詰めているのに感心しました。実際に私たちも同じようにしてパッケージデザインを決めていきます。このワークで企画という業務の一端を知ってもらえたと思います」

 グループワーク終了後は、髙嶋さんと山田さんとの座談会になりました。髙嶋さんは営業や企画の仕事について、山田さんは採用や広報の仕事についてお話してくださいました。いずれも仕事のおもしろさや大変さなど、社会人の仕事ぶりが分かるような身になるお話でした。

 座談会は15分ほどで終了し、最後に社長室の室長である寺澤恵理さんから挨拶をしていただきました。

 「学生時代はお金を払って学業を習得しますが、社会人になるとお金をもらって人のためになることをします。相手が求めていることを提供するというのが大切。とはいえ、特段難しいことではありません。家族や友人などに対して、これをしてあげたら喜ぶんじゃないかと思うことがあるでしょう。それの延長だと思ってください。ぜひ、そうした意識を持って素敵な社会人になってください」

  • 商品開発について話す髙嶋智子さん商品開発について話す髙嶋智子さん
  • 山田亜未さんのアドバイスを受けながらデザインを決めていく学生たち山田亜未さんのアドバイスを受けながらデザインを決めていく学生たち

学生の声

 参加した学生からは「初めて食品業界について教えてもらった。奥が深い業界だと思った」といった感想や、「パッケージデザインのワークはとても楽しかった。企画の仕事に興味を持てた」など、前向きな意見が聞かれました。タマノイ酢の方々のお話やワークを通じて、食品業界や働くことへの理解を深められたようでした。

  • 座談会は和気あいあいとした雰囲気で進められていきました座談会は和気あいあいとした雰囲気で進められていきました
  • 社会人としての心構えを教えてくださった寺澤恵理さん社会人としての心構えを教えてくださった寺澤恵理さん

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