<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第13回 安定した経営基盤で地域に貢献する企業特集

1社目 杉本興業株式会社/5名参加

 杉本興業は、半世紀以上の歴史を持つ総合建設会社です。今回は本社を訪問し社員の方々のお話を聞くほか、グループワークも行いました。  

本社内で社員の方々と記念撮影 本社内で社員の方々と記念撮影

ツアー内容

社員の方からのお話
 ツアーは、人事部の大西洋平さんによる会社説明からスタートしました。    

「一口に建設業といっても、建築・土木一式工事業のゼネコンや大工工事業、左官工事業、石工事業、電気工事業など専門工事業のサブコンと様々な種類があります。当社は各種の建築工事を直接お客様から一式で請負い、工事全体を取りまとめる建築一式工事業、いわゆるゼネコンです」

 ゼネコンというのはよく耳にしますが、具体的な事業内容まで知らない方が多いため、大西さんが詳しく説明してくださいました。

 「まず、営業が建築主や設計事務所に建築情報のヒアリングを行います。次にお客様のプランを元に設計積算部が建物の図面及び、全体の工事費概算の見積りを作成します。営業と設計積算部が「建物」「事業経営」などあらゆる方面から最良のプランを作成しお客様へ提案、ご納得頂いて契約します。契約が完了しましたら、営業部・設計積算部・建築部が集まり、施工にあたり工期は適性かどうか、工事を進めていく上で問題や課題はないかなど全員で検討し、施工を計画していきます。そしてこれを基に工事が始まります。信頼できる協力会社の各サブコンに専門工事を発注し、建築部は工事全体を統括して指揮します。工事が滞りなく行われているかといった進捗状況を確認することはもちろん、品質管理も徹底して行い、予算・安全の問題が発生していないか厳しい目でチェックしていきます。工事が完了したらお客様にお引き渡しし、その後も不便がないのかアフターケアまで行います。つまり、最初から最後まで責任を持って関われるのがゼネコンの仕事なんです」

 杉本興業の歴史は半世紀以上に及び、志を一にする社員の思いが相まって独特の社風が醸成されたといいます。

 「当社には、社員一人ひとりを家族のように大切にする考え方があります。例えば、社員全員が毎朝、社長と一言二言挨拶を交わします。現場に出ている社員は電話で挨拶をして、そこで声がかすれていたりすると、『体調は大丈夫か? 無理はするなよ』なんて声を掛けてくれます。毎朝のことですから、社長がここまで社員のことを気にかけてくれる会社というのは珍しいと思います」

 拍手とともに会社説明は終了。続けて社内見学をさせてもらいました。

グループワークと座談会
 1階の総務部、2階の建築部、3階の営業部や設計積算部を見て回り、見学は終了。次に座談会が開かれました。参加してくださったのは建築部、営業部、設計積算部の若手社員。建築部で施工管理の仕事をしている方は、入社の理由や現場の職人とうまく付き合っていくコツを教えてくださいました。  

 「ハウスメーカーは家しか建てられませんが、当社は戸建てからマンション、大型施設、工場、倉庫など様々な案件に携われるので入社しました。私の業務は、建築現場に出てベテランの職人さんたちが正確な仕事をしているかを管理することです。まだ26歳の若輩者なのですが、言うべきことはきちんと言う。そうすることで、若いのにしっかりしていると一目置かれることもあるんです」

 営業部の方は仕事のやりがいを話してくださいました。

 「建築条件の打合せから見積、着工、竣工と長期に渡ってお客様と向き合うだけに、引き渡したときの達成感はひとしおです。また、当社は若手のうちからどんどん仕事を任せてもらえます。次から次へとチャレンジの場を与えてくれるので、力がつきやすい環境だと思っています」

 続けて、会社説明や座談会で得た情報を基に、「杉本興業の魅力を一言で言うなら?」をテーマにしたグループワークが行われました。二つのグループに分かれて、ディスカッションした後、社員の方々の前で発表しました。

 「私たちのグループは『メリハリ』というワードに絞り込みました。社長が社員の方々を気にかけていたり、アットホームな部分がある一方、仕事に真摯に取り組む姿勢が伝わってきました」

 もう一つのグループは、「中小企業だからこそ若手でも仕事を任せてもらえるやりがいのある会社」と発表。大西さんは「2時間という短い時間にもかかわらず、当社のことを理解してもらえて嬉しい」と感想を述べ、続けて締めくくりの挨拶もしてくださいました。

 「就職活動をしていると色々と思い悩むこともあると思います。そんなときは、インターネットの情報だけでなく、気になる会社には直接足を運ぶなどして、色々な情報を集めてみてください。そうすることで徐々に自身の将来像というものが見えてくるのではないかと思います。本日はありがとうございました」

  • 会社説明をする大西洋平さん会社説明をする大西洋平さん
  • 社内見学の様子社内見学の様子

学生の声

 参加した学生からは「座談会のときに就職活動の仕方や入社を決めた理由を聞けたので、参考になった」といった意見や「社内見学のときにフロアにいた社員の方々が和気あいあいとしていて、雰囲気の良い会社というのが伝わってきた。自分の目で見ることが大切なんだと気付いた」と話す学生もいるなど、それぞれが就職活動へ向けてのヒントを得たようでした。  

  • 座談会の様子座談会の様子
  • 社員の方の話を直接聞ける座談会は、貴重な体験になりました社員の方の話を直接聞ける座談会は、貴重な体験になりました

2社目 メトロ設計株式会社/5名参加

 メトロ設計は、地下鉄の駅やトンネルの設計を手掛けている会社です。今回は本社を訪問し、社長や社員の方々のお話を伺いました。   

本社のイベントスペースで記念撮影 本社のイベントスペースで記念撮影

ツアー内容

小林一雄社長のお話
 「当社のメイン事業は名前の通り、地下鉄やトンネルなどインフラ(社会的な基盤)の設計です。ほかには道路や上下水道などの設計も手掛けています」と小林一雄社長が挨拶し、ツアーはスタート。地下の調査や図面の作成など、具体的な仕事内容の説明に続けて会社設立時についてお話してくださいました。   

 「当社は、もともと満州鉄道の技師をしていた私の祖父が1964年に立ち上げた会社です。戦後、営団地下鉄(現・東京メトロ)に就職した祖父が若手の育成を目指して会社を興しました」

 そんな成り立ちだけに現在でも若手の育成に力を入れているといいます。

 「人事評価は上司が決めるのが一般的ですが、当社では1年に1回、まずは自己評価を申告してから上司との面談で判断します。自分で1年の働きを振り返ることで、何が足りなかったのか、これからどうすれば良いのかといったことが見えてくるわけです。ほかにも、資格受験費用を会社が負担したり、職場環境改善のためのランチミーティングを開いたり、若手が成長していける環境の整備に努めています」

 今回のテーマ、「地域に貢献する企業」についてもお話していただきました。 

 「自社ビルの1階は『SOOO dramatic !』というイベントスペースになっています。このスペースのコンセプトは、現代的な公民館です。劇団による演劇や職人によるものづくりワークショップなどが開かれ、地域の方々の交流の場になっています。また、2階はジュエリーやアニメなどのクリエイターが集まる共同アトリエ、4階はベンチャー企業のためにレンタルオフィスにするなど、様々な方が集まることのできる場所になっています」

社内見学と座談会
 小林社長のお話に続いてイベントスペースや共同アトリエを見学。その後は道路や上下水道の設計を手掛けている社員や経理を担当している社員の方との座談会が開かれました。設計をしている社員の方は、メトロ設計に入社して良かったことを話してくださいました。

 「些細なことかもしれませんが、街を歩くのが楽しくなります。このマンホールはあっちのマンホールと繋がっているんじゃないかとか、街の基盤がそれまでとは違った世界のように見えるんです」

 経理の方は仕事のやりがいについて話してくださいました。

 「データ入力のアルバイトとして働いていましたが、そのまま正社員として就職しました。最初は経理の仕事をしていました。今では経理のほかにも、ビルのテナント管理や広報の仕事も任せてもらっています。自分が求めれば年齢性別に関係なく、様々なチャンスを与えてくれる会社です」

 座談会は30分ほどで終了。ツアーは小林社長からの挨拶でフィナーレとなりました。

 「中小企業白書によれば、日本の企業全体に占める中小企業の割合は99.7%だそうです。ぜひ、中小企業に目を向けてください。当社でも新卒採用を積極的に行っていこうと考えています。学生のうちから働いてみたいということであれば、アルバイトの受入れもしています。文系理系問わず、興味があればぜひ、お越しください」

  • 会社概要を説明する小林一雄社長会社概要を説明する小林一雄社長
  • 社長自ら、社内の案内をしてくださいました社長自ら、社内の案内をしてくださいました

学生の声

 参加した学生からは「社員の方々の誰もが気さくで雰囲気の良い会社だと思った」、「会社のビルの一画をイベントスペースにしたり、共同アトリエにしたりと、人との交流を大切にしている会社だと思った」といった感想が出るなど、今回のツアーでメトロ設計の魅力が十分に伝わったようでした。また、「女性がイキイキとしている会社。就職活動の一つの指標にしたい」と話す学生もいるなど、就職活動の参考にもなったようでした。  

  • イベントスペースも見学イベントスペースも見学
  • 座談会風景座談会風景
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