<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第11回 ヒット商品はここから生まれた。驚愕するアイデアや技術を持つ企業特集

1社目 フットマーク株式会社/11名参加

 フットマークは水着や水泳帽、健康インナーなどを企画・製造する会社です。今回は本社で社長のお話を聞かせていただき、また、グループワークとしてフットマークの商品企画にチャレンジしました。  

三瓶芳社長を囲んで記念撮影 三瓶芳社長を囲んで記念撮影

ツアー内容

社長と社員の方のお話
 今回のツアーは、おむつカバー、水着、水泳帽、水泳バッグ、介護用エプロンといったフットマークの商品が展示されている「小さな博物館」の見学からスタート。案内をしてくれたのは、経営管理部の磯部徳史さん。

「創業当初は赤ちゃんのおむつカバーを製造していました。やがて、そのノウハウを生かして水泳帽を開発。以来、次々に新商品開発が進み、現在では介護用品や健康インナーといったものも手掛けています」

といった磯部さんの解説付きで、パターンを製作する部屋や営業フロアなどを見学させてもらいました。

 一通り見て回った後は、三瓶芳社長のお話をお伺いしました。

 「1946年創業と聞くと、いかにも古い企業というイメージがあると思います。しかし老舗企業というのは、長年やってきただけのノウハウや時代の変化に合わせた適応力を持っているものです。本日は少しでも古くからある中小企業の良さをお伝えできればと思います」

 と冒頭挨拶した三瓶社長は、フットマークが存続してこられた理由を明かしてくださいました。その一つが、「1分の1の視点」というものづくりへのこだわりだといいます。

 「商品企画をするときには、まず売上げや市場規模を調査するマーケティングを行うのが一般的だと思います。しかし、私たちが大切にしているのは目の前のお客様。そのお客様が必要としているのなら、その方のために商品を作ろうというのが1分の1の視点です。その方の声に真摯に耳を傾け、困っていることを解消できる商品を作る。すると、同じような困り事で悩んでいた別の方が、その商品を手に取ってくれる。こうした考え方で商品を開発してきました」

 続けて水泳販売を担当するウェルネス部の福井夏紀さんが、商品開発について具体的にお話してくださいました。

 「商品を企画するときには、お客様の声をしっかり受け止めてアイデアを練り上げていきます。私が開発したジュニア用スポーツインナー『速人レーサー』のアイデアは、『わが子が早く走れるようになって自信をつけてほしい』という母親の声がきっかけでした」

 なんとかその思いを形にできないかと奮起した福井さんが研究に研究を重ねた結果、走りをサポートするインナーの構造にたどり着き、それをデザインに起こして商品化。大手の量販店にも置かせてもらえるなど、ヒット商品になったといいます。

グループワーク
 続けて行われたのがグループワーク。テーマは「フットマークの新商品を考えよう」です。まずはグループ内で企画を出し合い、それをまとめて代表のアイデアを一つ選出。三瓶社長や社員の方々の前で発表をしました。  

 それほど時間が与えられたわけではありませんが、スポーツをしない人がスポーツをしたくなるような可愛いインナー、姿勢矯正ベルト、寸法をオーダーメイドできるインナーといったアイデアが発表されました。

 「どれも素晴らしいアイデアで驚きました。とりわけ、スポーツをしない人向けにスポーツインナーを開発するというのは斬新で、ぜひ参考にしたいと思います」と三瓶社長が語り、最後に学生たちへエールを送っていただきました。

 「自分の可能性は無限大だと思って、先入観を持たず色々な会社を見て回ってください。こうしたツアーに参加するほどの行動力があれば、きっと自分に合った会社が見つかるはずです。私も応援しています」

  • 「小さな博物館」を見学「小さな博物館」を見学
  • 会社概要を話す三瓶社長会社概要を話す三瓶社長

学生の声

 「『1分の1の視点』というのは聞いたことのない方法だった。就職してからも役立つ考え方だと思う」といった感想や「メーカーの社長と一緒に商品開発について話せるのは、なかなかできないこと。貴重な体験になった」といった声が聞かれました。また、「自分が企画した商品についてしゃべっている社員の方はイキイキとしていた。ものづくりの企業に魅力を感じた」と話す学生もいるなど、それぞれ良い経験ができたようでした。

  • 商品開発について話す福井夏紀さん商品開発について話す福井夏紀さん
  • グループワークの様子グループワークの様子

2社目 ヨシモトポール株式会社/12名参加

 ヨシモトポールは、信号、標識、照明、防災無線、カメラ用などのポール(柱)を製造・販売するメーカーです。今回は本社を訪問し、社員の方々のお話を聞いてきました。   

社員の方々と記念撮影 社員の方々と記念撮影

ツアー内容

社員の方々からのお話
 ツアーは、人財開発部 羽賀雄一係長の、同社が手掛ける事業の案内からスタートしました。

 「当社の事業(製品)領域は大きく三つに分かれます。一つ目が<公共インフラ>。電力、信号、標識、照明用の柱が主な製品となります。二つ目が<情報ネットワーク>で、防災無線や監視カメラ用など、情報環境に貢献する柱となります。そして、三つ目が<生活環境>。スポーツ施設の防球ネットや大型照明を支える柱、あとは柵やベンチ、屋根付きのバス停など、柱以外の製品も含まれます。当社製品の一つの特徴は、“目に見えて分かりやすい”ということ。だから、自分が携わったものが街中で活躍している姿を見た時には、率直に“やりがい・喜び”を感じることができるんです」

続けて、総合企画担当の上椙隆常務取締役にバトンタッチ。富山駅に設置した門型架線柱の開発ストーリーを話してくださいました。

 「門型架線柱とは、路面電車に電力を供給するための柱です。発注されたときに担当者からただ電力を供給するだけでなく、柱の表面にアルミの化粧を施したり、内部にLEDライトを仕込んだりして、見た目にも綺麗なものにしたいとの注文がありました。そこまではよくある要望なのですが、この案件では柱の構造がとても複雑だったために何度も試作を重ねることになりました」

 顧客の要望に沿った、既製品ではないポールを実現するためには苦労が耐えないといいます。それだけに、完成したときのやりがいはひとしおと振り返ります。

 「営業、設計、技術、製造、品質保証などが様々な形で関わり、完遂したプロジェクトでした。まちづくりは時代とともに進化していきます。それに合わせて新しいことにチャレンジすることが当社の仕事だと思っています」と上椙常務取締役は話を締めくくり、学生たちは座談会に臨みました。

座談会
 入社7年目、設計を担当する小野寺慧主任は、現在の職務や就活に対する自身の考えについてお話してくださいました。  

 「当社入社の決め手の一つは、学生時代に金属の腐食に関する研究をしていたので、それが活かせるだろうという考えがあったからです。ですが、配属された部署は何と設計部。CADを使って図面を描いたり、強度計算書を作成することが主な仕事です。最初は戸惑ってばかりの毎日でしたが、上司や先輩方から優しく、時には厳しい指導を受けながら段々と仕事を覚え、今では後輩の教育係も任せてもらえるようになりました。就活では、勉強してきたことを活かすことに固執する必要はあまりないと思います。自分の可能性を信じて幅広い視点・考えで取り組むと良いかもしれませんね」

 また、入社7年目で営業部に所属している岡部浩樹主任は、入社時の想いや仕事の心構えについての話をしてくださいました。

 「多くの人と接して“ものづくり”に携わりたいという想いがあり、営業職を志望しました。大阪支店で5年間勤め、現在は本社勤務2年目となります。どんな職種でも、会社でも同じことが言えるのかと思うのですが、仕事をしていれば失敗することが必ずあります。そんな時にはしっかりと反省をしますが、一方、臆病になって何もしなくなったのでは面白い仕事はできません。決して失敗を恐れてはいけないということを心に銘じ、日々アクティブに、明るく楽しく仕事をすることを心がけています」

 座談会は50分ほどで終了。ツアーの締めくくりに、宮﨑光太郎人財開発部長からお言葉を頂戴しました。

「就職活動では、自分がどう社会と関わっていくのか具体的にイメージする必要があります。自分は社会のために何ができるのか、どんな仕事に就けば、それを実現できるのか、可能になるのかとしっかり自問自答していただきたい。皆様が社会と繋がるその橋渡しをするのが会社の役目です。皆さんが後悔のない就職活動ができるよう祈っております」

  • 門型架線柱のプロジェクトについて話す上椙隆常務取締役門型架線柱のプロジェクトについて話す上椙隆常務取締役
  • 座談会に参加していただいた社員の方々座談会に参加していただいた社員の方々

学生の声

 参加した学生からは「専門的な会社なのに、社員の方々が大学では別のことを勉強していたと聞いて驚いた。先入観を持たずに就職活動をしていきたい」といった感想や「ポールを専門に製造している会社があるというのを初めて知った。まだまだ自分の知らない仕事があると思う。色々な会社を見て回りたいと思った」という声が聞かれるなど、それぞれが良い刺激を受けたようでした。  

  • 座談会の様子座談会の様子
  • 最後の挨拶をしていただいた宮﨑光太郎人財開発部長最後の挨拶をしていただいた宮﨑光太郎人財開発部長
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