<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第10回 Made in Japan。日本が世界に誇れる企業特集

1社目 東洋システム株式会社/5名参加

 東洋システムは、業務システムの開発から運用・保守まで一手に担うほか、ネットワーク構築や組み込み系ソフトウェアも開発するIT企業です。今回は福生市にある開発本部を訪問し、社長はじめ社員の方々のお話を聞いてきました。  

飯田哲郎社長を囲んで記念撮影 飯田哲郎社長を囲んで記念撮影

ツアー内容

社長からのお話
 「本日は、皆さんがやりがいのある仕事に就くために、少しでも役立つお話ができたらと思います」と飯田哲郎社長が挨拶をし、ツアーはスタート。お話は起業時からの目標であった海外事業について展開していきました。    

 「会社設立は今から41年前の1976年で、そのころから中国やインドといった諸外国と取引のあるグローバルな企業にしたいと思い、社名にも『東洋』と冠しました。合言葉は『多摩発!先端技術でグローバルにチャレンジ』ですから、中国の上海に現地法人を設立のほか、韓国、ベトナム、ラオスなどにも度々足を運び、現地の企業や学生と交流を図るなど、積極的に各国を飛び回っています」

 グローバル化といっても国によって言語も異なれば、文化も違いますから、そこには越えなければならないハードルがたくさんあります。飯田社長は、これまでの経験で得た海外企業と円滑な交流を図るためのコツを惜しげもなく、学生の皆さんに明かしてくれました。

 「商取引をしていく中で気を付けなければならないのが、仕事を出す側のほうが、立場が上だと考えてしまうことです。それでは良好な関係を築けません。そもそも、私たちが仕事を発注するのは、品質、納期、コスト、セキュリティーがクリアできているからです。したがって、どちらが上か下かではなく、どちらにもメリットがあるパートナーとして関係を築いていく姿勢が大切だと思っています」

 最後に、「“挑戦”とは前に行く勇気。この気持ちを忘れずに走り続けていきたいと思います」と精力的なお言葉で、飯田社長のお話は終了。続けて、社員の方々が働いているフロアなどを見学した後、座談会が開かれました。

座談会
 座談会にはゼネラルマネージャーほか、飯田社長にも参加していただきました。口火を切ったのはゼネラルマネージャー。IT業界についてお話してくださいました。

 「一昔前までは職人気質のプログラマーもいましたが、今はそれではやっていけません。顧客のニーズを的確にくみ取る力、それを実現するための提案力など様々な能力が求められています。そうした能力を身に付けるためには、何か一つの業務を長年こなしていくよりも、様々なプロジェクトに関わり経験を積んだほうが良いと思います。その点でいえば、当社は様々な案件が舞い込んでくる独立系の会社なので、一人前のプログラマーやエンジニアになるための環境は整っていると思います」

 飯田社長は25歳の若さで起業したきっかけを話してくださいました。

 「会社に振り回されて不安を感じるよりも、自分で能動的に動いて不安を感じるほうがまだ良いと考え、起業をしました。起業するのは難しいとか、大変そうと思う人もいるでしょう。しかし起業に限らず、やってみたら案外、簡単だったというのはよくあること。興味があることが見つかっているのであれば、恐れずチャレンジしてください」

 座談会は30分ほどで終了。最後に再び、飯田社長がお話をしてくださいました。

 「何かを始めるのに遅すぎるなんてことはありません。私は今67歳。同窓会に出れば退職して悠々自適の生活を送っている友人もいますが、私にはまだやりたいことがありますし、どんどん挑戦していきたいと思っています。流れ星に願いをかけると実現するというでしょう。あれは、星が流れる一瞬のうちに自分のやりたいことをいえるほど、常にそのことを考えているからだと思っています。人の価値は何を思っているかで決まると思います。ぜひ、素晴らしい思いを胸に、果敢に挑戦していってください」

  • 海外事業について説明する飯田社長海外事業について説明する飯田社長
  • 社内見学の様子社内見学の様子

学生の声

学生からは、「IT企業がどんなことをしているのか具体的に分かって勉強になった」、「独立系のソフトウェア開発会社の良さを聞けた。就職活動の参考にしたい」といった感想が挙がりました。また、「社長の熱い話に刺激を受けた。チャレンジ精神を忘れずに就職活動をしていきたい」と話す学生もいるなど、それぞれ得るもののあるツアーになったようでした。

  • 座談会の様子座談会の様子
  • 社長と直にお話できたのは良い経験になりました社長と直にお話できたのは良い経験になりました

2社目 東成エレクトロビーム株式会社/5名参加

 東成エレクトロビームは、電子ビームやレーザーによる溶接や切断加工を得意とする会社。その技術は業界でも一目置かれるほどで、小惑星探査機『はやぶさ2』の製造にも携わったという実績を誇ります。今回は同社の羽村工場を訪問し、社長と社員の方々のお話を聞いてきました。   

上野邦香社長はじめ社員の方々と一緒に記念撮影 上野邦香社長はじめ社員の方々と一緒に記念撮影

ツアー内容

社長からのお話
 ツアーは上野邦香社長のお話からスタート。『はやぶさ2』のプロジェクトについてお話してくださいました。

 「『はやぶさ2』では、インパクタと呼ばれる衝突装置の溶接を担当しました。これは『はやぶさ2』から実装されたもので、小惑星の内部の物質を採取するために付けられた機能です」

 衝突装置の形は円錐状。内部に仕掛けられた火薬が爆発すると、底面の銅板が飛んでいって小惑星にクレーターを作るというもの。東成エレクトロビームでは、本体と銅板を結合させるための溶接を担当。これはとても繊細な溶接だといいます。

 「本来、溶接は剥がれてはいけないもの。ところが、今回の溶接は爆破とともに本体から剥がれて飛んでいくという仕組み。つまり、しっかりくっつけたものが、しっかり剥がれなければならないという、文字通りの矛盾を作るわけです。そんなものを作ったことがありませんでしたし、そもそもステンレスと銅は融点が違うため、普通の溶接でさえ難しい技術。しかも、爆破と同時に銅板の蓋が均等に剥がれなければ綺麗なクレーターが作れないということで、0.01ミリ単位の位置決め精度が求められたんです。試しては失敗の連続。そこで改善点を見つけてはチャレンジするということの繰り返しで、何とか開発にこぎつけました」

 宇宙事業というスケールの大きな話に、学生たちも真剣な眼差しで上野社長のお話に聞き入っていました。

座談会
 上野社長のお話の後は工場見学。高さ2.5メートル、奥行き3メートルという大きな電子ビーム加工機や、溶接したサンプル製品などを見せてもらいました。その後は、若手社員の方々との座談会が開かれました。レーザー溶接を担当している大内田さんからは、やりがいについてのお話をいただきました。  

 「工場勤務というと、大量生産をするためにずっと同じ作業をするといったイメージがあるかもしれませんが、当社では試作品の溶接加工を依頼されることも多いので、同じことをずっとやるということはありません。その分、この物質とこの物質を溶接するにはこれぐらいのエネルギーが必要といった勉強が欠かせません。さらに、弊社では最先端の機器も積極的に導入しているので、そうした技術に触れられるのは刺激的ですし、やりがいにもなりますね」

 営業部に所属している菅原さんは、就職活動についてお話ししてくださいました。

 「会社説明会や工場見学に足を運ぶのは悪いことではありませんが、それだけだと見えてこない部分もあります。私はよそ行きの顔ではなく、会社の普段の表情も見ておきたいと思い、ここだ!と思った会社には、出社してくる社員の方の様子を伺ったりしていましたね。それから学生のうちに大いに学び、遊びなさいといわれますが、それは遊びの中で学ぶことがあるからにほかなりません。アルバイトだって勉強だって同じこと。つまり、どんな行いも心掛け次第で吸収できることはあるものです。要はその人の成長したいと思う姿勢が大事なのだと思います」

 座談会は30分ほどで終了。最後に上野社長からお話をしていただきました。

 「私は父の会社を継いだ2代目です。もともと自動車の安全に携わりたいと思っていたのですが、父のアドバイスで半導体関連の会社に入り7年間勤めていました。そこでも良い経験ができたのですが、今でもふと、自動車の仕事がしたかったなと思うことがあります。皆さんには、悔いの残らないような就職活動をしてほしいと思います。色々な会社を見て、自分に合った会社を見つけてください」

  • 会社概要を話す上野社長会社概要を話す上野社長
  • 大迫力の電子ビーム加工機大迫力の電子ビーム加工機

学生の声

 参加した学生からは、「宇宙事業に携わっている、テレビに出るような中小企業の貴重な話が聞けて良かった」、「工場を見学したのは初めて。ものづくり企業で働くイメージができた」といった感想が挙がりました。また、「1社から内定は貰っているけれど、色々な会社を見ておきたいと思って参加。社長の話を聞いて、改めて悔いのない就職活動をしたいと思った」と話す学生もいるなど、今回のツアーが良い刺激になったようでした。   

  • 座談会に参加していただいた社員の方々座談会に参加していただいた社員の方々
  • 社員の方々と直接話せる座談会は良い経験になりました社員の方々と直接話せる座談会は良い経験になりました
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