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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第6回 高い技術とサービスで、キラキラと社員が輝く企業特集

1社目 株式会社ヒカリ/21名参加

 ヒカリは、理美容師のためのハサミや爪の甘皮を取るキューティクルニッパーを製造している会社です。元理容師の先々代が立ち上げたハサミ専門のメーカーは、子ども、孫と3代にわたって引き継がれ、今年で設立51年目。今回は、2代目社長であり現会長の高橋一芳会長のお話を聞くほか、職人の方々の作業風景を見学させてもらいました。    

高橋一芳会長を囲んで記念撮影 高橋一芳会長を囲んで記念撮影

ツアー内容

高橋会長のお話
 「実家はもともと代々続く床屋さんでした。父はカットコンテストでチャンピオンになるほどの腕前。繁盛していましたし、私も当然、それを継ぐものだと思い込んでいたのですが、突然、父が店をたたんでハサミの研究を始めたんです。聞けば『今のハサミは不完全だ。完璧なハサミが作りたい』と言うんです。ちょうど、私が他店での理容師修業を終えて戻ってきたタイミングでしたから、呆然としましたよ」と、高橋会長による設立時のエピソード紹介でツアーはスタートしました。   

 「理容師にとってハサミは体の一部といっても良いくらいに使いこなすものですが、それを作れと言われても、おいそれとできるものではありません。それでも、父はハサミと向き合い、角度はこれが正しいのか、焼き入れはこれで合っているのかなど、来る日も来る日も研究に没頭しました。当然、私もそれに付き合わされたのですが、やり始めるとこれがなかなか面白い。すっかりはまって、研究の虫になっていきました」

 会長から直々に創業時の話を聞けるというのは貴重な体験。学生たちも真剣な様子でメモを取っていました。

 「父との研究の日々が弊社の原点。良いものを作れば人は喜んでくれる。今もその思いは変わっていません。現在でも研究は怠らず、腱鞘炎(けんしょうえん)の方でも使えるようなハサミなど新商品の開発も積極的に行っています。床屋や美容室に行っても、ハサミに注目することなんて今までなかったでしょう。今度行ったときには、ぜひハサミも見てみてください」

カット体験と作業場見学
 続けて行われたのが、ヒカリのハサミを使ってウィッグをカットする体験。まずは切れ味を比べるために、学生の一人が文房具のハサミでウィッグをカット。ジャリジャリといういかにも硬そうな音を立て、刃先に行くに従って髪がパラパラと逃げてしまいました。次はヒカリのハサミで切れ味を確認。切るというより刃を閉じただけ。音もなく一直線に切れる様に、学生たちは一様に驚きの声を上げていました。  

 さらに、職人の方々がハサミを加工している作業風景も見学。表面がヤスリになった円盤にハサミを当てて蛤刃を作る工程、ハンマーでたたき、刃が交わるポイントを調整する作業、ナイロンの薄いシートを爪の甘皮に見立てて、キューティクルニッパーを試し切りする様子など、一通りの工程を見学した後に高橋会長の挨拶で今回の会社訪問は締めくくられました。  

 「今日はお越しくださいましてありがとうございました。若い方々に伝えたいことがあります。私は若いころに、幾つまでに家を建てて、幾つまでにこんな車が欲しいとノートに計画を書きました。それを一つひとつクリアしてきたんです。大きなものでなくともかまいません。食べるのにやっとのころには、今年中にステーキが食べたいと書いたこともありました。ぜひ、皆さんも試してみてください。夢を見つけて、それに向かって進んでいく。そんなふうに生きられれば有意義な人生になるのではないかと思います」

  • 会社の設立時を話す高橋会長会社の設立時を話す高橋会長
  • ヒカリのハサミの切れ味を試す学生たちヒカリのハサミの切れ味を試す学生たち

参加者の声

 「まだインターンに1回行っただけなので色んな会社を見てみたいと、今回のツアーに参加しました。自分で探しているだけでは今回訪問したような企業には出会えなかったと思うので、とても良い体験でした」といった感想を話す学生もいれば、「サービス業を中心に見ていましたが、メーカーはものづくりにプライドを持って働ける。視野を広げて就職活動をしてみようと思いました」と振り返る学生もいるなど、いずれも有意義なツアーになったようでした。

  • 職人の方の作業を見学する学生たち職人の方の作業を見学する学生たち
  • 職人の方々は仕事について丁寧に教えてくれました職人の方々は仕事について丁寧に教えてくれました

2社目 株式会社ウィルゲート/21名参加

 サイトを盛り上げるためのコンテンツの企画・制作、そして拡散、検証をワンストップで提供するコンテンツマーケティング事業を中心に、クラウドソーシングサービスや自社メディアの運営を行う株式会社ウィルゲート。働きがいのある会社として、また、社員間の交流が盛んという側面からも注目され、多くのメディアで紹介される企業です。今回はそんなウィルゲートの本社を訪問し、執行役員の方や現場で働く社員の方々のお話を聞いてきました。

社員の方々と記念撮影 社員の方々と記念撮影

ツアー内容

社内見学と執行役員の方からのお話
 ツアーは社内見学からスタート。モニターやホワイトボードが設置されている「Room1」「Room2」といった名前が付けられた7つの会議室を見学した後、社員の方々が働いているメインフロアを見て回りました。メインフロアは好きな場所で作業ができるフリーアドレス制。IT企業というとパソコンに向かって黙々と作業しているイメージもありますが、ウィルゲートではそこここで話し合いをしながら作業している様子が見られ、まさに活気のある職場といった雰囲気です。   

 同社は、「一人ひとりの『will』を実現する」という経営理念を掲げています。

 「在宅や副業でライターをしている方々が記事のライティングでお金を稼ぐことができる『サグーワークス』や、主婦の方々が生活の知恵を投稿する『暮らしニスタ』というサイトを運営しています。事情があって外で働けないけれど仕事がしたい、家庭に入っているけれど社会と繋がりたいと思っている人は少なくないでしょう。どちらも、そうした意志ややりたいことの実現を後押ししたいという思いが込められたサービスです」

 また、理念は福利厚生にも反映されていました。例えば「ふぁみさぽ」という制度は介護や育児をしている社員が8時~12時の間で出勤時間を選べるというシステムで、さらに時短勤務や出勤日数の調整も認められているそうです。

 「やる気のある社員にはどんどん成長してほしいという考えから、希望を出して認められれば他部署の仕事にも挑戦できる兼任チャレンジ制度を実施したり、副業も許可制ではありますが、認めています。あれはダメ、これはダメとがんじがらめにするためのルールではなく、やる気のある人が伸び伸びと働けるための制度を、これからも整備していきたいと思っています」

座談会
 続けて行われたのが社員の方々との座談会。2013年入社の社員の方は、入社したきっかけや兼任チャレンジ制度の体験談をお話ししてくださいました。

 「就職活動では何をするのかよりも、どんな人たちと働きたいかを重視していました。社員同士の仲が良くて社内の雰囲気も良かったので、ウィルゲートで働きたいと思いました。兼任チャレンジを申し出たのは3年目のころのこと。部署間の橋渡しがしたいと思い、営業とエンジニアの仕事を兼任しました。当然、その分仕事量は増えますが、やりがいいっぱいにチャレンジできましたね。全ては自ら希望したこと。やりたいことがあって、それを話すと周囲が背中を押してくれる、ウィルゲートにはそんな環境があるんです」

 次に入社8年目、大手総合電機メーカーからウィルゲートに転職した女性社員が、そのきっかけをお話ししてくださいました。

 「学生の頃は、誰もが知っている大きな企業に入ればそれだけで幸せになれると思い込んでいたんですね。でも、現実はそれだけではありませんでした。そこで、自分の居場所がきちんとあることや、成長が感じられる会社というのが大事だと気付いたんです。面接のときに弊社代表がこんなことがしたいんだ、あんなことをしてみたいんだと熱く語っていて、ここでならやりがいを持って働いていけると確信して入社を決意しました」

 50分ほどの座談会はあっという間に終了。最後は山中執行役員のお話でツアーが締めくくられました。

 「こうしたイベントに参加している時点で皆さんの意欲は高いと思います。そういう主体性は社会に出てからも大切ですので、今のままの気持ちで頑張っていってください。弊社は試行錯誤しながら社員のみんなで作っている会社です。興味があったら、また、ぜひご連絡ください」

  • 社内見学の様子社内見学の様子
  • 山中諭執行役員のお話を聞く学生たち山中諭執行役員のお話を聞く学生たち

参加者の声

参加した学生からは、「就職活動に向けて、何から手をつけていいのか分からなかったので参加しました。気軽な気持ちで参加しましたが、どんな観点で就職活動をしていけばいいのか、自分の働きたい会社はどんなところなのかといったことが少し見えてきたように思います」といった感想が寄せられました。また、「会社訪問はやらなければならないものと思っていましたが、今回のツアーで会社訪問は楽しいものだと思えました。やりたいことを見つけるためにも、これからも色々な会社を見て回りたいです」と話す学生の声もいるなど、それぞれ実りある時間になったようでした。

  • 座談会風景座談会風景
  • どんな質問にも気さくに答えていただきましたどんな質問にも気さくに答えていただきました
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