<中小企業しごと魅力発信プロジェクト>

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TOKYO SHIGOTO WAGON REPORTトーキョー・シゴト・ワゴン 実施レポート

第1回 ヒット商品はここから生まれた。身近な商品・サービスに関わる企業特集

1社目 株式会社シービージャパン/15名参加

シービージャパンは、キッチン、バス用品、ステンレスボトルといった生活雑貨から、クリーナー、洗濯機といった家電、さらにはペット用品までと幅広いアイテムを企画、製造しているメーカーです。今回は足立区梅島にある本社と隣接するショールームを見学し、商品企画に携わっている社員の方々との座談会も行いました。

会社訪問の記念に頂いたランチバッグを持って記念撮影 会社訪問の記念に頂いたランチバッグを持って記念撮影

ツアー内容

ショールームを見学
鍋にフライパン、やかんといったキッチン用品やタオル、マット、アイロン台などの生活雑貨のほか、オシャレで機能的なグッズの数々が展示されたショールーム見学からツアーは始まりました。
「これはQAHWA(カフア)といって、汚れや臭いを落としやすいようにテフロン加工が施された自社ブランドのボトルなんですが、コーヒー専用のボトルと謳って売り出したところ、これまでに40万本以上が売れたヒット商品なんです」と、社員の方によるわかりやすい商品説明が始まりました。

消費者はコーヒー専用というキーワードに惹かれたと評判で、これが企画から手掛ける同社の強み。独自性を象徴する商品はほかにもまだあります。
「ウレタンのクッションを使ったこのスリッパは、ふかふかした履き心地が気持ち良いと人気です。ぜひ履いてみてください」
なるほど履き心地は説明通り、ふかふか。一般的にスリッパは靴やサンダルと同じように剥き出しで店頭に並べられるものですが、このスリッパは手提げのビニールバッグに入って販売されています。この差別化が消費者の心をぐっと掴んだのだといいます。
学生の一人は「商品の説明だけじゃなく、なぜこの商品を開発したのかといった背景や、具体的な戦略も聞けたのが良かったです」と有意義な体験になった様子。ショールームを一通り見学した後は本社に移動し、青木宏会長のお話を伺いました。

座談会とワーク
「皆さんはこれから大学を卒業して社会に出ていく。今からできることは何事にも興味を持つことです。なぜこの商品はこの形なのか、なぜ好まれているのか。そうした見方ができれば、どんな会社に入っても楽しめると思います」 学生たちはメモを取るなど、真剣な姿勢で聞き入っていました。
「どの会社に就職しようか迷うこともあるでしょう。そんなときは、自分が何をしたいのかといった視点だけではなく、自分がその会社に何ができるのか、社会にどんな価値を提供できるのかといった視点も持つようにしてください。また違ったものが見えてくるはずです」

拍手とともに会長のお話は終了。続けて商品開発に携わっている社員3名との座談会が開かれました。「なぜ、この会社に入ったんですか?」、「どんな風に商品を開発するんですか?」など忌憚のない質問が飛び交いました。社員の一人は「面接を受けたときに見学したショールームに並ぶどの商品もオシャレで可愛くて、ぜひこの会社に入りたいと思いました」と一目惚れだったことを明かしてくれました。
「商品開発は決して肩肘張ったものではなく、例えば、この間街を歩いていたらこんなグッズがあったんですよとか、こんなのがあったら便利じゃないですか?といった何げない会話から始まるものなのです」

15分ほどの質疑応答を終えた学生たちに「シービージャパンを広報しよう」というテーマが投げかけられ、会社のキャッチコピーを考えるワークが行われました。学生たちは5人1組の3グループに分かれ、それぞれにシービージャパンの良いところを箇条書きにしたり、「ありきたりな言葉じゃなくて、自分たちの言葉で表現したいね」などと相談しながらワークを進めていき、樋口圭介社長が見守る中、発表を行いました。キャッチコピーはそれぞれ、「個性→商品 ~一人ひとりの想いをカタチに~」、「心を使うものづくり」、「ワンルームコミュニケーション」。発表後は樋口社長によるフィードバックがありました。
「どれも素晴らしいですが、特に“ワンルームコミュニケーション”は、営業や商品企画といった部門間に壁がないことをよく表していました。今日皆さんに考えていただいたキャッチコピーは、ショールームで使うなど、どこかの場面で使っていきたいと思います」
「弊社の社員は40名ぐらいですので、ちょうど学校のクラスほどの規模。全員の名前が覚えられますし、意見も通りやすい。興味があったら、またぜひお越しください」と、樋口社長の挨拶で今回のツアーは締めくくられました。

  • ショールーム見学の様子ショールーム見学の様子
  • 学生たちにアドバイスを送る青木宏会長学生たちにアドバイスを送る青木宏会長

参加者の声

参加した学生からは「東京カイシャハッケン伝の冊子を見て何げなく参加しましたが、実際に現場で働いている社員の方たちの声を聞けるなど、有意義な時間になりました」といった声が挙がりました。また、「HPを見てその会社のことを分かった気でいるのと、実際に訪問してみるのとでは大きな差があると実感しました。これからも足を使って就職活動をしていきたいです」など、今後の就職活動に役立つ発見も得られたようです。

  • 座談会は和気あいあいと行われました座談会は和気あいあいと行われました
  • 最後に挨拶をしていただいた樋口圭介社長最後に挨拶をしていただいた樋口圭介社長

2社目 ヤオキン商事株式会社/15名参加

明治38年に創業のヤオキン商事株式会社。その社名は創業者の伊藤金松氏が野菜の担ぎ売りをしていたころの愛称、「八百屋の金さん」に由来します。社業は時代の要請で多角化し、ガソリンスタンドの運営、自動車の修理販売、水まわりのリフォームなどと拡大し、現在も継続しています。現在は図書館や学習センターなどの公共施設も指定管理者として運営しているとのこと。そこで今回は図書館が併設されている舎人地域学習センターを訪問しました。

社員の方々を囲んで記念撮影 社員の方々を囲んで記念撮影

ツアー内容

館内見学
ツアーの始まりは社員の方々が案内してくれる館内見学からでした。まずは3階に上がり、茶道や華道教室などが開かれる教養室やバレエ、ダンス、テコンドーなどを行うレクリエーションホールを見て回り、図書館のある2階へと移動しました。
「利用者が少しでも楽しめるような工夫を凝らしています。その代表例となるのが、月替わりの特集コーナーです。今月は梅雨ということで、カエルの図鑑やカエルが主人公の絵本など、カエルにまつわる本を紹介しています」
そういった説明を聞き、一同は区民事務所や児童館が併設されている1階を見て総務部の林麻貴さんのお話を伺いました。

「図書館や学習センターといえば公が運営するもの。なぜ民間企業が、と疑問に思った方もいるでしょう。経済成長や雇用創出のために行われた構造改革の一つで、2003年に施行された指定管理者制度に基づいています。この制度により、公の施設を民間事業者が管理できるようになったんです」
真剣な表情でメモを取る学生たち。その中の一人は、「民間企業にも公共施設を運営する仕事があるというのは初めて知りました。世の中には、まだ自分が知らない働き方がたくさんあるんだと感じました」と、新しい気付きに満足げな表情を浮かべていました。続けて、図書館勤務の水野愛子さん、学習センター所長の田中さちやさんが加わり、座談会が開かれました。

座談会とワーク
学生たちは「なぜ、この会社に?」、「この仕事の面白さは?」など、ここぞとばかりに率直な疑問をぶつけました。林さんは「もともと小学校の教員をしていたんですが、そこでやっていた図書館の仕事が楽しくなって転職したんです。ここでは子どもと行うエクササイズといったイベントが数多く催されています。こうしたイベントを通じて地域の方々の居場所や仲間づくりに貢献できることがやりがいになっています」と、現在の心境を語ってくれました。また、水野さんは「図書館の特集コーナーに子どもが集まっていたり、私が紹介した本を子どもが借りてくれたりすると、嬉しくなりますね」と話し、座談会は始終なごやかな雰囲気で進んでいきました。

一通り社員の方々のお話を聞いた後は「ヤオキン商事を広報しよう」というテーマで、ヤオキン商事のキャッチコピーを考えるワークを行いました。5人ずつ3グループに分かれて、それぞれ「足立区の盛り上げ役」、「10年間のノウハウで育てた可能性」、「社員にも地域にも寄り添う会社~子どもからお年寄りまで~」というキャッチコピーを発表。
「人との交流や地域との繋がりを大事にしていることだけでなく、今までのノウハウをもとにこちらから自治体に運営方法を提案していることなど、私たちのことをよく知っていただけたようで、とても良かったです」(林さん)

最後に学習センター所長の田中さんからのお話でツアーは締めくくられました。
「どういう会社に入ればいいのか分からなかったり、入りたい会社から内定がもらえなかったりして、不安に思うこともあるかもしれません。でも、焦る必要はありません。実際、私は27歳で就職をしましたし、色々な選択肢があります。あれこれ思い悩むより、自分らしさを前面に押し出した就職活動を行ってください」

  • 館内見学の様子館内見学の様子
  • 和やかに進められた座談会和やかに進められた座談会

参加者の声

参加した学生からは「実際に働いている現場を見られたので、具体的に働いているイメージが掴めた」、「社員の方々にお話を聞いたことで、より会社への理解を深められた」といった声が挙がるなど、足を運んで自分で見聞きする大切さを実感できたようです。また、「ヤオキン商事は人との繋がりを大切にしている会社。こういう会社に入ればやりがいを持って働けると感じました」と話す学生がいるなど、就職活動を進めていくヒントも見つかったようです。

  • グループの代表者がキャッチコピーを発表。社会人顔負けの堂々たる発表でしたグループの代表者がキャッチコピーを発表。社会人顔負けの堂々たる発表でした
  • 最後に田中所長からエールを頂きました最後に田中所長からエールを頂きました

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