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システム・インスツルメンツ株式会社

システム・インスツルメンツ株式会社 苦労も達成感も皆で共有する社風が、若手社員の情熱に火をつける

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苦労も達成感も皆で共有する社風が、若手社員の情熱に火をつける

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苦労も達成感も皆で共有する社風が、若手社員の情熱に火をつける

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会社の理念ストーリー
苦労も達成感も皆で共有する社風が、若手社員の情熱に火をつける

システム・インスツルメンツは、医療・健康・バイオ・環境という4つの分野にわたる製品を網羅的に開発するメーカー。介護予防機器や窒素ガス発生装置、各種検査用ロボなど、一見すると関連がないように見えるが、そうした製品の根底には、同社が創業より得意とする「分析」の手法が息づいている。

バランスのいい経営をするために、4つの柱を定める

システム・インスツルメンツ株式会社の創業は1972年。当初は、各種分析装置に力を入れていたのだが、1985年頃に転機が訪れた。売り上げの半分以上を占めていたアメリカの大手企業が、吸収合併を打診してきたのだ。それを断ると一切の取引がなくなることになる。しかし、せっかく育ててきた会社を簡単に手放すわけにはいかない。合併を持ちかけるということは勝ち目もあるはずと、悩んだ挙句申し出を断った。一旦、会社は窮地に陥ったものの、勝ち目はあることを信じ、販路拡大に全精力をかけた。やがて、データ処理装置のクオリティの高さが広く認められ、なんとか危機を乗り越えられた。
 「いい経験をさせてもらったと思います。以来、1つの分野が折れた途端に会社全体が傾くなんてことがないようにと経営の見直しを図りました。そこで打ち出した方針が、当社の強みである分析の領域を、医療・健康・バイオ・環境といった4つの分野に広げようということでした。目標が定まると、早速、基礎研究から取り組み、5年後、10年後の世のためになる技術・製品とは何かをモットーに開発を進めてきました」と同社の歴史を語るのは濱田和幸社長。
 この狙いは見事に的中。4つの分野とも分析技術の高さを大いに認められ、1994年から産学連携の各種プロジェクトに着手。大学の研究機関との共同研究を進め、次々と新製品を開発していった。
 決して社員数が多いとはいえない中小企業が、4つもの分野にまたがって活躍できるのは、社員一人ひとりの主体的な学びの姿勢にあると濱田社長は満面の笑みを浮かべる。

body1-1.jpg仕事を面白くするために、心を砕く濱田社長

専門外の知識も貪欲に吸収し、意見を発信する若手の力

プロダクト部所属の錦織さやかさんは、入社2年目の若手ながら、自ら手を挙げ、研究成果を学会で発表するなど意欲的に活動している。高専での専門は化学だったというが、配属先での仕事は、遺伝子分析装置の組み立てと動作検証作業。文字通りの1からのスタートだっただけに、分からないことがあれば、資料を探り、先輩に聞いて回った。
「ものづくりがしたいというのが一番にありましたから、1から仕事を覚えることに不安があるどころか、やりがいすら感じました。周りの先輩は、同じ技術者として距離が近いので質問がしやすく、こんなことがしたいと伝えれば、アドバイスをしてくれるので、本当に助かっています」とどこまでも前向きな姿勢。
同じプロダクト部の入社5年目の棚崎真実さんも化学分野を専攻してきた人材だが、同社で配属されたのは介護予防のトレーニングシステムのプログラミング部門。プロジェクトの進行を任されるなど、幅広い活躍を見せる。
「先端技術を学ぶために、勉強会や展示会に参加しています。そこで見聞きしたものをレポートにまとめるため、どこに着目すればいいのかを意識するようになり、観察眼が養われたと思います。得た知識を社内にフィードバックして、一層、技術力アップにつなげていきたいですね」
両者に共通しているのは、とにかく仕事に積極的に取り組んでいるということ。もちろん、技術的に難しい、あるいはスケジュールが厳しいといった難問に追われる毎日だが、問題を細分化していけば自ずと解決策は見えてくるものと腹をくくって臨んでいるという。社員の共通認識として、自分の持てる知識を惜しみなく周りに提供し、フォローし合っていけば必ず道は開けるという考え方がある。いわゆる、社員一丸となって仕事を進めていくというフォーメーションが確立されているからこそ、経験が少ない若手でも全力で作業に没頭できるというわけだ。そんな環境があるからこそ、どの社員も、ジャンルを問わず幅広い分野の製品開発に携わりたいと口にする。その背景には、仕事は楽しくという社の姿勢があると濱田社長は胸を張る。

body2-1.jpgさまざまなプロジェクトで経験を積む錦織さん

社員のやる気を引き出す秘訣。理念の共有と面白い課題

 「経営者や部門長の考え方や方針、プロジェクトへの情熱を皆で共有するのが、社員を一丸にするポイントです。毎年5月に、都内のホテルにて、各部署が年次計画などの報告会を行っています。最初は、質疑応答の時間に誰も手を挙げなかったことを想定して、専務がいくつか質問を用意していたのですが、全く不要でした。いざ蓋を開けてみれば次々と質問が飛び出し、若手からも、“この資料を使った方がもっと効率が上がるのではないでしょうか”など意見が相次ぎ、実に驚かされました」
 これはひとえに、普段から社員一人ひとりと気軽に意見を交わせる風土があってこそと濱田社長。実際、会社幹部同士が仕事帰りに一杯ひっかけて帰ろうと話したりすると、誘ってもいない社員が後ろからついてくるなんてことも日常茶飯事。棚崎さんも、仕事に限らずプライベートな話も含めて相談しやすい環境だと話す。こうして、日々、理念を共有する機会があればこそ、一体感が生まれるというわけだ。
 もう一つのポイントは、面白い仕事を与え続けることだという。4つの柱をもつ同社は、実にさまざまなプロジェクトを抱えている。そこから、社員一人ひとりに対して、少しだけハードルの高い仕事を与える。すると、課題を乗り越えようと奮闘し、技術力が向上し、それがクライアントやユーザーからの信頼にもつながり、さらに仕事が獲得できるといった好循環が生まれるのだ。

body3-1.jpg「一つのジャンルだけではつまらないですから、幅広いジャンルの製品をつくりたいですね」(棚崎さん)

製造業の将来と若手への期待。独自のものづくりが勝機

 同社のもつ高い技術力を示すエピソードとして、ある大手企業が開発に手こずっていた医療用の測定器具を、同社が開発期間1年で製品化に成功させたというものがある。「当社のような小回りがきくところだからこそ成功したのだと思います。また、4つの柱を中心に展開しているので、別のプロジェクトで使ったノウハウを転用できる場合もあり、多角的な視点でものごとを捉えられる点が強みです」と濱田社長は語る。
 製品の社内レビューにも、同社独自の強みが表れている。開発を担当する部署以外にも、組み立てを行う部署や営業部、ときには濱田社長も参加してさまざまな立場からの改善点を提案する。その分、合格のためのハードルは高くなるが、そういった課題があればあるほど前向きに開発に取り組むのは、まさに同社の真骨頂。
「よく、やりたい仕事をできるところに就職したいという声を聞きますが、本当にやりたい仕事を分かっている人はどれくらいいるのでしょうか。やってみたら理想とは違うかもしれませんし、就職するときに全てを見通すことはできないのではないでしょうか。それでは、やりたい仕事を見つけ、仕事を好きになるにはどうすればいいのか。まずは、目の前の仕事に全力で取り組むことです。そうすれば、自分にできることとできないことが分かり、仕事に求めるものが理解できるようになるでしょう」
まずは、どんな仕事でもやってみて、その経験に基づき、次にどういうプロジェクトに参加したいのか見えてくるということがあるものだ。「また、中小の製造業の魅力は、製造工程の全てに関われますから、自分の手で作り上げる達成感を存分に味わえるというところです。ぜひ、ものづくりの現場で、本当にやりたいことを見つけてほしいですね」と濱田社長は若手へのアドバイスを送る。

body4-1.jpg意見がいいやすく、真剣に応えてくれる職場です

編集部からのメッセージ

社員が一丸となって成長する風土


同社で特徴的だったのは、とにかく社員が若手も含めて前向きということ。それは取りも直さず仕事を楽しんでいるという証といえよう。
さらに、若手社員3名が主体となって社員同士の親睦を深める納涼会を催し、また、年に二回の大掃除では、社内の整理整頓を行った後に、部署を問わず各自バラバラに席を設けて食事をとり、お互いの仕事の状況やプライベートな話に花を咲かせるという。
こうした他部署の社員との交流が一体感を醸成し、よりよい製品づくりに結びついている、そんな気にさせられた。

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  • 社名:システム・インスツルメンツ株式会社
  • 設立年・創業年:設立年1972年
  • 資本金:5,000万円
  • 代表者名:取締役社長 濱田和幸
  • 従業員数:45名(内、女性従業員数8名)
  • 所在地:192-0031 東京都八王子市小宮町776-2
  • TEL:042-646-3555
  • URL:http://www.sic-tky.com/
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください

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