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株式会社流機エンジニアリング

株式会社流機エンジニアリング 技術力で「できたらいいな」を実現する環境エンジニアリング企業

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技術力で「できたらいいな」を実現する環境エンジニアリング企業

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技術力で「できたらいいな」を実現する環境エンジニアリング企業

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飛躍を生む技術力ストーリー
技術力で「できたらいいな」を実現する環境エンジニアリング企業

 流機エンジニアリングは、大型集塵機をはじめとする環境機器のレンタル事業や「集塵」「脱臭」などトンネル工事現場などの環境をコントロールする大型プラントを製造するエンジニアリングメーカーである。その技術力と問題解決力を武器に、同社の事業は建設分野のみならず、原子力分野、航空・宇宙分野と広がっている。

フィルタ技術を成長させ、「流体」をコントロールする

 「当社は、空気、水、油、温度、ガス、臭い、そうした目に見えない、手で掴めない『流体』を『機械でエンジニアリングする』会社として、発展してきました」と語るのは、西村司社長。同社の創業は1977年。集塵効果が高く、再利用できるフィルタ技術を武器に、トンネル建設現場の粉塵を吸い取る集塵機の設計・開発から同社の歴史は始まった。その技術は時代を重ねるごとに発展・応用し、現在ではさまざまな環境的問題解決を図るエンジニアリング企業として、幅広い事業を手掛けている。
 西村社長は、営業として同社で経験を積み、父である前社長の跡を継いで、昨年、四代目の社長に就任した。
「前例のないことにもひるむことなく挑戦し、技術を成長させ、新しい価値を創造してきたことが当社の強み。これからもその姿勢をつらぬき、体質の強い会社に発展させていきたい」
 と西村社長。学生の頃は、美術を専攻したかったと語る温厚な風貌の中に事業にかける情熱が静かに潜む。
 そんな西村社長は、社長就任以前から社内の経営改革に積極的に着手してきた。
「社長室や役員室などは、社員との円滑なコミュニケーションを阻害するだけで、百害あって一利なし。ですから、当社には社長室はありません」
 事実、西村社長の自席は、オープンなオフィスの一角に他の社員と並んでいる。社員が社長にも臆することなくもの申せる雰囲気があることが当社の社風といってもいいでしょうと断言。自由に意見をいい、議論できる雰囲気から優れたアイデアや製品づくりが生まれるとの考えを前面に押し出す。

body1-1.jpg「技術力とバイタリティあふれる社員が当社の強み」と語る西村社長

福島第一原発の汚染物質除去に同社のプラントが活躍

 同社が誇るフィルタ技術は、原子力発電所の汚染物質除去の現場でも活躍している。そうしたプロジェクトでは、汚染されたドラム缶や配管などを自動切断する装置やその際に発生するヒュームと呼ばれる煙などを吸引し汚染物質を取り除く装置、さらには、そうして集めた物質を汚染された物質と再利用可能な材料と仕分けをする装置などが必要になる。つまり、複雑な機能を複合したプラントの開発が必要になる。放射性物質を扱うだけに高い安全性が求められるのはいうまでもない。同社が開発を手掛ける製品のほとんどは、業界では「一品料理」「一品モノ」などと呼ばれる、オーダーメード製品だ。
 入社9年目の技術部設計グループ鳥山南海さんは、プラント設計に伴う「検査取扱説明書」の作成を担当している。高度な安全基準をクリアしなければならないだけに、必要書類の量も膨大となる。
「材料一つひとつ、機器一つひとつが基準に適合しているかどうか書類をそろえていかなければなりません。ひとつでもヌケがあると不良品となってしまい納品できませんから、気が抜けません。不明点はJISなどの安全基準協会に問い合わせるなどして、細心の注意を払って進めています」
 神経をすり減らす大変な仕事だが、同社で取り扱うものは、『一品モノ』だけに、毎回、新しい技術に遭遇し、新しいことが学べる。それがなによりの魅力と鳥山さんは目を輝かせる。

body2-1.jpg「自分の手掛けたものが実際にカタチになるのがやりがい」と語る鳥山南海さん

人工衛星の試験設備や環境維持装置の設計・開発に取り組む

 産業営業部開発営業グループの瀬川倫憲さんは、人工衛星の組立設備、環境試験設備、輸送時の環境維持装置の設計・開発に携わるチームの一員として、本社と人工衛星打ち上げ施設のあるJAXA宇宙センターがある鹿児島県の種子島を行ったり来たりの生活だという。
「人工衛星の打ち上げに備えて、組み立てや燃料充てんなど、さまざまな作業が行われます。その作業ごとに作業室がわかれ、衛星を移動させなければなりません。デリケートな衛星を塵や静電気から守るためにカバーで保護して移動しなければなりません。そうしたカバーの設計を手掛けています」
 カバーといってもシートで覆う程度のものとは訳が違う。自走式、振動対策、温度管理などが徹底されたハイテク技術が詰まったカバーである。
 さらに、瀬川さんは人工衛星の音響試験設備も手掛けている。
「衛星が大気圏に突入するときには大きな負荷がかかります。そうした環境をシミュレーションするために、いろいろな周波数の音波を当てて実験を行います。そのための設備をまるごと請け負っています。実物を見ないとどんなものか想像もできないかもしれませんが、衛星が出入りするための扉の大きさだけでも、幅7メートル、高さ13メートルという巨大な設備です」
 人工衛星打ち上げは、いわば国家的プロジェクトだけに、担う責任も重い。
「品質管理とスケジュール管理は毎度、冷や汗ものですが、そういった大変さを乗り越えて製品が無事、納まったときには、言葉に言い尽くせない達成感があります」
 ちょうど数年がかりのプロジェクトが落ち着いたばかりという瀬川さん、その表情には、やり遂げた充実感がみなぎっていた。

body3-1.jpgイプシロンロケット組立現場(提供写真:現場イプシロン)

土壌浄化事業など、未知の分野にも果敢に挑戦

 同社の取引先は、主に大手ゼネコンである。長年取引のあるゼネコン担当者から、「こんなことできない?」「こんな機器がほしい」といった相談・要望がひっきりなしに寄せられる。たとえ前例がなくても「なんとか問題解決できないか」と引き受ける。その姿勢が業界での同社の存在価値を高めてきた。
「私どもがこれまで手掛けてきたプロジェクトは、経験工学といえ、確立されていない技術がほとんどです。他社が逃げ出すような課題解決にも真摯に向き合ってきたことが、企業としての価値創造につながってきたと自負しています。また、一見無理とも思えるものでもなんとかしようという気概を持つ社員が多いことも当社の強みですね」(西村社長)
 建築分野、宇宙分野にとどまらず、同社は持てる技術力を駆使し、未知の世界の問題解決にも果敢に乗り出している。土壌浄化事業もそのひとつ。近年、工場跡地などの土壌汚染が社会問題化しており、2010年には土壌汚染対策法も大幅改正された。
「空気は扱っていても、土壌の汚染物質となるとまったく未知の分野。調査や試験を繰り返して、効率性と採算が合うやり方を探っていきました。汚染物質ごとにさまざまな吸着剤を変えて試験、それに同社ならではの集塵装置と組み合わせて、土壌浄化システムを作り上げました」(産業営業部長・西村聡さん)
 未知の分野への挑戦は、生みの苦しみも伴う。見方を変えれば、そこにこそビジネスチャンスがあるのだ。

body4-1.jpg「発想と着眼点を生かして、いろいろなビジネスを手掛けているところが当社のユニークなところだと思います」産業営業部長・西村聡さん

異色の商品開発。吸引機能付きバーベキューコンロ

 同社が手掛けるプロジェクトの中で意外性があるのがバーベキューコンロプロジェクト。このプロジェクトは、ある電鉄会社から寄せられた「屋外型バーベキュー場の匂いや煙をなんとかできないか」という相談から始まった。都市型バーベキュー場を経営する電鉄会社では、周辺からの苦情に頭を悩ませていた。
「当初はダクトを這わせて吸引しようとしましたが、オープンなスペースに蛇のようにダクトが張っている様子は、景色として美しくないですよね。そこでバーベキュー台そのものに匂い・煙の吸引装置を組み込もうということで試行錯誤しました」
 ここでも生きたのが同社の集塵・フィルタ技術だ。とはいえ、限られたスペースにコンパクトに機器を収納しなければならないのに苦心した。仕様を変えては試作機を作り、社内試験を行い、吸引効率を検証。これならいける!という試作機は、電鉄会社の評判も上々で、すぐさま60台の発注が決まったという。
「吸引機能付きのバーベキューコンロは、現在、市販を想定して、デザイン、コストなどを検証しています。これまでうちの会社は、プラント設計に代表されるBtoB事業が大半を占めていましたが、バーベキューコンロは、はじめてのBtoC製品といえる新しい取り組みです」
 今後いったいどんな分野に打って出るのか、同社の挑戦から目が離せない。

body5-1.jpg「エンジニアとして上をめざしたい」と同社に転職したと語る瀬川さん

編集部からのメッセージ

理念は「お客様の『できたらいいな』」を実現すること

 同社の経営理念には、「お客様の『できたらいいな』を実現し、期待を越える感動と喜びを創造します」とある。この理念は5年前、経営幹部選抜 “5年後の経営者プロジェクト”により形成された。当時、常務取締役として経営改革に関わっていた西村司社長は、全社員が真にシンパシーを感じられる理念を明文化したいと燃えていた。
「いろいろな言葉を考えてはみたのですが、ある部署には当てはまるけれども、ある部署には当てはまらないという場合も多く、ずいぶん悩みました。理念は社員全員が所有感を持てるものでなくてはなりません。経営幹部皆で何度も何度も話し合い、何日もかけてつくったこれぞというものです」

社内イベントや委員会活動もさかん

 また、同社では社員旅行や飲み会など、社内イベントが豊富。各種、委員会活動もさかんで、メンバーは部署を横断的に募られる。こうした活動を通じて、社員はお互いにコミュニケーションを深め、自主的に問題解決を図る姿勢が醸成されていくのだと感じた。

  • 社名:株式会社流機エンジニアリング
  • 設立年・創業年:設立年 1977年
  • 資本金:4,000万円
  • 代表者名:代表取締役社長 西村司
  • 従業員数:100名(内、女性従業員数20名)
  • 所在地:108-0073 東京都港区三田3-4-2
  • TEL:03-3452-7400
  • URL:http://www.ryuki.com/
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください

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