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日本特殊光学樹脂株式会社

日本特殊光学樹脂株式会社 前例のない技術に挑み、世界へ、宇宙へ飛躍する。「本物を創る」プロ集団

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前例のない技術に挑み、世界へ、宇宙へ飛躍する。「本物を創る」プロ集団

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前例のない技術に挑み、世界へ、宇宙へ飛躍する。「本物を創る」プロ集団

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本物創りに挑む若手奮闘ストーリー
前例のない技術に挑み、世界へ、宇宙へ飛躍する。「本物を創る」プロ集団

 固有技術を武器に特殊なプラスチックレンズを製造する日本特殊光学樹脂。「本物を創る」を理念に掲げる同社で、「本物」に挑む社員の活躍に迫る。

「フレネルレンズなら日本特殊光学樹脂」と認知される存在

 プラスチックシートを超微細なのこぎり状の断面を持つ状態に加工したフレネルレンズ。凸型のガラスレンズに比べてはるかに薄くて軽く、しかも安価。断面の形状次第で焦点距離の調整も可能なことから、カメラ、LED照明、裸眼3Dディスプレイ、産業用検査装置、さらには太陽光集光まで、用途は多彩な広がりをみせている。この分野で日本、いや世界を見渡しても肩を並べる企業が見当たらないといわれるほど、独自技術でリードするのが「日本特殊光学樹脂」だ。同社の加工精度はナノメートル単位に及び、なおかつ、1辺の長さが3.3メートルに達する大型フレネルレンズの開発・製造にも成功している。
 「当社が得意とするのは、顧客の要望をカタチにする特注品。特殊レンズの開発に行き詰った企業が、“駆け込み寺”として当社にご相談いただくことも珍しくないんです」と、佐藤公一社長が自負するように、「フレネルレンズのことなら日本特殊光学樹脂」と真っ先に名があがるほど、業界内で知られた存在だ。それだけに、顧客の要求レベルが高度であることは想像に難くない。その顧客と技術部門との橋渡しを担っているのが、技術営業部で奮闘する大久保絵里子さんだ。

body1-1.jpg「本物を創る」という理念に惹かれ、誰もやったことのない仕事をしたいと、入社を決意した大久保絵里子さん

技術部門と一体となり、前例のないモノづくりに挑むやりがい

 「当社の営業は情報を伝達するだけの“窓口”ではありません。前例のない形状や大きさのレンズ開発について、設計の詳細が固まっていない状態からご相談いただくことが多々あります。そうしたご要望に対して、当社の技術でどうすればお応えできるのか。当社固有の技術や設備と照らし合わせ、顧客の技術要件一つひとつを紐解き、技術部門と意見を交わし合いながら最適な“解”を導いていくのが私たちの仕事です」
 自らに課せられた役割の大きさをそう語る大久保さん。顧客の要件を実現するためには、既存の加工機や成形機を独自にカスタマイズ改良することも辞さない。納期がじりじりと迫るなか、技術部門と幾度も試作・検討・改良を重ね、顧客との折衝も許されるところまで繰り返しながら、課題を一つひとつ乗り越えていく。その積み重ねが結実し、これまでにない製品がカタチになった暁には、顧客とも技術部門のメンバーとも、全員で成し遂げた喜びを分かち合う。そうしたモノづくりに挑む一体感、その先に待ち受ける達成感こそが、この仕事の何よりのやりがいだと、力をこめて語ってくれた。

body2-1.jpg営業と技術が日常的に意見交換を行い、モノづくりを進めていく。この連携のよさも同社ならではの強みだ

海外展示会への出展・PRも担当。大型レンズが注目の的に

 そんな大久保さんの挑戦の舞台は、国境をも越える。「当社の技術は世界にも類をみません。この技術力を武器にグローバルに活躍の場を広げていこうと、海外営業にも力を注いでいます」と佐藤社長が言うように、大久保さんは海外企業との接点を広げるべく、海外展示会への出展を企画・推進。同社の技術力の海外企業へのPRも担当する。
 2年前には、佐藤社長のサポートとして米サンフランシスコに飛び、世界最大規模のレンズ業界展示会に帯同。海外出張は大久保さんにとって初めての経験。英語がままならず、国内とは違った規模の大きさにも圧倒されてしまったという。しかし同時に、膨大な数の参加企業の中にあっても、同社のようなフレネルレンズの開発・製造を手掛ける企業はほとんど見当たらず、同社の独自性・優位性を改めて知る機会にもなったと顔をほころばせる。
海外市場での勝機を感じながら帰国の途についた大久保さんは、英会話教室に通って英語力を磨き、海外企業にも自信をもってプレゼンできるくらいに技術知識を研磨。ひと回り大きく成長し、今年2月の同展示会出展に際しては展示内容の企画から主導した。
 「前回よりも展示ブースを拡張し、来場者に一目でインパクトを与えられる大型フレネルレンズを展示しました。リアクションは狙いどおり。ブース前を通る方々から“Wow!”という声が漏れ、“これがフレネルレンズ?”と興味をもって話しかけてくださいました」と説明する大久保さんは、その場で具体的な商談にまで進んだ企業も複数社あったと胸を張る。
 砂漠地帯等を活用した大規模太陽光発電施設での集光利用など、フレネルレンズの海外市場におけるビジネスチャンスは広大。北南米、欧州、アジアなどへ果敢に乗り出していきたいと、大久保さんの今後の展望はまさに天井知らずのようだ。

body3-1.jpg大久保さんの成長に目を細めながら、「社員には失敗を恐れず、思いっきり仕事を楽しんでほしい」と語る佐藤公一社長

新技術の開発に成功し、用途は車、航空、そして宇宙へ拡大

 同社は新技術の開発・導入にも余念がない。2年前には、理化学研究所で精密加工技術の研究に従事した八須洋輔さんを金型工場長として招聘。八須さんは同社の加工技術をさらに精密化させるべく、データを活用した品質評価体制の構築にノウハウを提供している。
 「当社は創業当時、職人が手作業でレンズの表面に微細な加工を施していました。この技術と経験は、今の工作機械による加工においても息づき、プログラミングだけでは成し得ない高精密な加工を実現しています。そこにデータの分析・活用ノウハウを加えることで、品質のさらなる進化・平準化をもたらしています」
 八須さんの手腕によってアナログと最新技術が融合し、盤石の体制が整った同社は、2013年、板橋区の助成を受けて開発に成功したゲルマニウム製フレネルレンズにおいても、品質測定データの収集・分析によって高精度化を実現させている。
 佐藤社長は、大久保さんとともにこの新技術を武器に新たな市場開拓に乗り出そうと積極的。さらに、その先に捉えているのは宇宙開発だ。
 「ゲルマニウムは赤外線の透過性能が高く、暗視カメラや温度分析の測定装置などに活用されている素材。プラスチックと比べて硬くてもろいため、表面を微細に加工するフレネルレンズ化は困難を極めたのですが、現場が見事に成し遂げてくれました。これは自動車の先端技術開発に応用でき、航空や宇宙にも用途は広がります」

body4-1.jpg「私にとって“本物を創る”とは、顧客の要求を的確に理解し、とことんベストを尽くすこと」と言う八須洋輔さん

編集部からのメッセージ

受け継がれる「本物」へのこだわり

 1974年に創業した日本特殊光学樹脂。創業当時からフレネルレンズの製造に取り組み、その技術力の高さは国内外ともに他の追随を許さない。同社の強みは、3つのコア技術にある。それは、ナノメートル単位の超精密な加工を実現する「超精密金型加工技術」、金型の形状に忠実なシートレンズを作り上げる「高精度熱プレス技術」、そして、一辺の長さ3.3メートルもの大型レンズの製造を可能とする「超大型レンズ加工技術」だ。
 これらの技術・設備に加え、全社に脈々と受け継がれている「本物を創る」という理念が、同社の高度なモノづくりを牽引している。
「この理念は、先代社長(現会長)が掲げたもの。“本物とは何か”を社員一人ひとりが突き詰め、胸を張って世の中に出せるものを作ろうという思いが込められています」
 佐藤社長がそう言うように、同社はこれから先も常に本物の技術を磨き上げ、前例のないモノづくりに挑んでいく構えだ。

edit-1.jpg工場内は温度や振動にも気を配った環境づくりを行い、日々製品の精度を追及している
  • 社名:日本特殊光学樹脂株式会社
  • 設立年・創業年:設立年 1978年
  • 資本金:1,000万円
  • 代表者名:代表取締役社長 佐藤公一
  • 従業員数:28名(内、女性従業員数10名)
  • 所在地:174-0046 東京都板橋区蓮根2-16-10
  • TEL:03-5916-0801
  • URL:http://www.ntkj.co.jp
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください

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