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株式会社ネットリンクス 「人と人」として何でも言い合える社風が社員の成長の原動力

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「人と人」として何でも言い合える社風が社員の成長の原動力

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新人成長ストーリー
「人と人」として何でも言い合える社風が社員の成長の原動力

 「人と人のつながり」を大切にすることを経営理念に掲げる株式会社ネットリンクス。社員同士のコミュニケーションは活発で、委員会活動や勉強会を通して、自分を高めることに熱心な社員が多い。このような社員はどのような環境で育まれたのだろうか。

「人と人」の対等な関係で、なんでも言い合える会社に

 株式会社ネットリンクスは、金融業界向けシステムやモバイル端末上のアプリケーションの開発をはじめ、幅広い分野のソフトウェア開発を行う会社。現在の寺内正広社長は、先代の社長との縁で2006年に十数名の社員とともに同社に合流。ツートップ体制で会社を牽引し、その方針にも大きな影響を与えてきた。ところが、2006年の年末に先代が急逝。社員や社長の家族から推される形で、新社長に就任した。そこで最初に、「人と人のつながりを大切にする」という経営理念を打ち出した。その狙いを寺内社長はこう語る。
「仕事の中には、言われたことだけをこなしていて、それでわかった気になっているところもあります。とりあえずでも仕事ができれば会社のためにはなりますが、自分の成長のためにはなりません。本当の意味で理解できるまで上司や先輩に喰らいついていかなければなりません。それには、上司・部下という上下関係ではなく、『人と人』としてなんでも言い合える対等な関係が必要だというのがこの理念の出発点です」
確かに、説明だけ聞いてわかった気になってしまうことはよくある。しかし、寺内社長は第三者に説明できてはじめて「理解した」といえるのだという。「こんなこと聞いたら怒られるかも」「今さらと呆れられてしまうのではないか」などと上司や先輩に遠慮していては、本当の意味で理解することはできない。わからないなら「わからない」、違うと思うなら「私はこう思います」と対等になんでも言い合える関係が必要というわけだ。
後輩が理解できなければ、先輩も説明を工夫しなければならない。どうすれば伝わるかを考える過程で先輩社員も理解が深まり、双方が伸びていくのだという。
そうはいっても、社会に出てきたばかりの新人に「なんでも言っていいよ」といったところで、「はい、わかりました」とはいかない。実際の業務の中で経営理念が浸透していくよう、指導しなければならない。
たとえば、一通り説明し終わった後、「わかった?じゃあ私に説明してみて」と理解できたかをチェックし、説明できないようであれば「理解できるまで上司にくらいついていない」と指摘する。「聞いて」と指導する以上、聞かれたことには何度でも真摯に答えなければいけないのだから、先輩側にもかなりの覚悟が必要になる。
入社5年目の若手社員・真馬亮さんは、わからないことがあったら何度でも聞いていいと言われたものの、同じことを二度も三度も聞いていいものか半信半疑だったと新人時代を振り返る。
「最初は戸惑いがありましたが、理解できないことをそのままにしていてはいけないと、思い切って先輩に聞いてみたんです。すると、いろいろと説明を工夫しながら何度でも説明してくれたんです」
後輩ができた今は、同じように後輩にわかるように工夫し、わかるまで根気強く教えているという。確実に社風が伝播しているようだ。

body1-1.jpg経営理念を熱く語る寺内正広社長

委員会を通して、自分たちの会社は自分たちで作る

 「自分の成長のために働く」を強調する同社では、会社を自分たちで作ることをモットーに、実に具体的な取り組みを行っている。それを象徴するのが、教育委員会・サーバ管理委員会・ホームページ委員会・Pマーク委員会・システム改善委員会の5つの委員会活動だ。所属は任意で、それぞれ希望の委員会に入れる。全体の約6割の社員がいずれかの委員会に所属しているという。
 教育委員会は、新人への社会人教育、技術的指導、社風の伝播を目的に活動している。また、サーバ管理委員会は自社で抱えるサーバーのメンテナンスなど担当。ホームページ委員会はホームページだけでなくパンフレットやグッズの製作などデザイン系全般を受け持つという。いずれも会社づくりには欠かせない要素だが、考えようによっては外部に委託でも済んでしまう。しかし、あえて自分たちでやることに意味があるのだと寺内社長はいう。
これらの委員会はすべて社員の提案で発足しているのだという。
 「月に1回の全社会議のあとに開かれる飲み会などの場で、雑談の中から意見が出てくることがあります。たとえば、お客様の中に『セキュリティはどうなっているの?』と気にする声が多いと聞けば、『じゃあ、Pマークを取得しよう』という話になり、新しい委員会が立ち上げられるのです」(寺内社長)
 取引先に常駐していることが多く、会社で顔を合わせる機会が少ないこともあるというが、「人と人」としてなんでも言い合えるからこそ、ざっくばらんな意見が出てくるのだろう。
 前出の真馬さんは、システム改善委員会に所属している。この委員会は2013年に立ち上げられた新しい委員会で、新人研修の最終課題として新人が作った社内システムの至らない点を修正したり、より使いやすいように改良したりすることを目的にしている。
現在は、金融機関のサーバーを構築する業務に携わる真馬さんだが、入社後3年間は証券会社で使われるソフトのプログラミングに関わっていた。同委員会が立ち上げられたのも前プロジェクトの頃で、委員会でプログラミングの技術を磨けば業務にも活かせるのではないかとの考えで参加した。
しかし、奇しくも同時期にサーバー構築系のプロジェクトに異動することになり、直接、本業に活かすチャンスはなくなってしまったが、「サーバー構築に関わる人間はどんなプログラムが使いやすいか」という視点で意見を提案できるようになったという。さらに、委員会の効果をこう語る。
「参加している人はさまざまなプロジェクトに参加しているので、情報交換が本来の業務のヒントになることがあります。また、最初に自社サーバーの再構築にも関わったのですが、今までやってきたこととは全く違う作業だったので、学ぶことも多かったです」
さらには、委員会を掛け持ちするパワフルな人もいるという。入社6年目で、現在はコンビニATMに関わるシステムの開発を行っている具志夏美さんだ。サーバ管理委員会とシステム改善委員会に所属している。
サーバ管理委員会は、サーバーのアップデートに対応したり、サーバーを移転する際に仕事に影響が出ないようにスケジュール調整をするのも仕事だ。いずれの委員会も細かい作業が多く、本業との両立が難しく、それぞれに時間をやりくりするのはそれなりに大変な仕事量だ。それでも委員会を続けるモチベーションになっているのが、「会社のため」ではなく、「自分の成長のため」という思い。どちらの委員会も本業とも関わりの深い技術を使うためスキルアップにはうってつけ。当然、熱も入るというわけだ。
委員会でのトラブルから自身の成長を感じたエピソードを具志さんが話してくれた。それは社内システムの中核を担う重要なシステムを、従来の1台構成から2台構成に変更することになり、内1台を担当することになったときのこと。当時、サーバー系にそれほど明るいわけではなかったが、使命を全うしようと、インターネットにかじりつくように必死で調べ、完成間近まで持って行った。
「それが引き渡しのタイミングで、全て壊れてしまったんです。ショックでした。気持ちを切り替えてもう一度作り直してみると、がむしゃらにやっていた1回目よりも2回目の方が全体を俯瞰できて、細かい改善点に気付けたんです」
 図らずも復習する形になり、知識と技術がしっかり定着したというわけだ。これだけのトラブル、客先で起こしてしまえば大変な問題だが、社内の委員会であれば失敗が許される。こうして社内でプロジェクトの演習を積むことでスキルアップの底上げが図られている。

body2-1.jpg普段は取引先にいることが多いという真馬亮さん

理念が社風を、社風が技術力を生み、信頼を築く

 委員会活動は会社作りの一環である一方、自己啓発としての意味合いも強い。あくまで自主性に任せているため、参加しない社員もいるが、意識は統一したいと、寺内社長がことあるごとに口にするのが、「自分の成長のために働いてほしい」という言葉。
その思いは社員たちにも伝わり、委員会に参加しない社員も自主的に集まって、プログラム言語や取引業界についての勉強会を行うという勉強熱心ぶりだ。その成果は、顧客からの評価に表れているという。
「私たちの業界は、お客様からも意見を求めなければならない場面が多々あります。弊社の社員は上司に遠慮しない気質ですから、聞かなければならないことはお客様にもズバッと聞ける。結果的にいいものができるので、評価が上がっています」
 リーマンショックの後、他の業者が次々と仕事を切られていく中、同社だけが生き残っていく現象を目の当たりにして、寺内社長は信頼が築かれていることを確信したという。これは個人のスキルアップだけでなく、委員会などの社内コミュニケーションを通してチームワークを磨いていった結果でもある。
「人と人とのつながり=なんでも言い合える」という経営理念が社風を作り、社風が社員のやりがいと確かな技術力を生む。この流れが同社のパワーの源と言えそうだ。

body3-1.jpg業務と2つの委員会をやりくりする具志夏美さん

編集部からのメッセージ

5つの委員会の活動内容

・教育委員会
 新人研修を行うのが主な仕事。技術を基礎から習得させることはもちろん、「なんでも言い合える」社風を伝えることも重要な役割となる。

・サーバ管理委員会
 会社規模の拡大に対応するため、利便性・堅牢性を強化した社内システムの構築と運用を行う。そのメンテナンスや数年に一度のサーバー移転も行う。メールサーバーやホームページサーバーなど、会社の中核を担うシステムを任される責任は重大だ。

・ホームページ委員会
 IT業界にいるのだから、自社のホームページも自ら作ろうと設立。ホームページだけでなくパンフレット、ネックストラップなどデザインに関わるものは全て担当。エクセルを駆使してパンフレットを作っているという。

・Pマーク委員会
 個人情報を適切に保護する体制を作っている企業が認定される「プライバシーマーク」の取得を目指し発足。金融機関のシステムに関わるため、セキュリティを気にする取引先も多く、社員の意見から設立した。現在は、取得済み。

・システム改善委員会
 新人研修の最後には「今後社内で使えるシステムを作る」という課題が出される。アイディアとしては便利でも、新人がつくったものだと技術的に不足している部分があり、それを修正したり、より使いやすいように改良するのが役割。
 新人研修では過去に、ネット上から社内の会議室の予約ができるシステムや、委員会などで集まる時にメンバーのスケジュールを管理できるシステムなどが作られ、現在も運用されている。

edit-1.jpgオフィスの雰囲気は明るく、チームワーク抜群!

  • 社名:株式会社ネットリンクス
  • 設立年・創業年:設立年 1999年
  • 資本金:6,000万円
  • 代表者名:代表取締役社長 寺内正広
  • 従業員数:93名(内女性従業員数 18名)
  • 所在地:160-0022 東京都新宿区新宿3-2-1 京王新宿321ビル
  • TEL:03-5363-2388
  • URL:http://www.netlinks.co.jp/
  • 採用情報:こちらからご確認ください。

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