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森平舞台機構株式会社

森平舞台機構株式会社 日本の舞台芸術を支えるスタッフの健康管理や研修の充実など、“働く舞台作り”にも注力!

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日本の舞台芸術を支えるスタッフの健康管理や研修の充実など、“働く舞台作り”にも注力!

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森平舞台機構株式会社

日本の舞台芸術を支えるスタッフの健康管理や研修の充実など、“働く舞台作り”にも注力!

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健康と成長、やりがいの創造ストーリー
日本の舞台芸術を支えるスタッフの健康管理や研修の充実など、“働く舞台作り”にも注力!

 緞帳(どんちょう:舞台と客席を区切る大きな幕)や照明の昇降、回り舞台や床の昇降など、舞台の演出を裏で支える「舞台機構」の設計・製作・施工を続けて100年以上。同分野のエキスパート「モリヘイ」は、社員が伸びやかに力を発揮できるよう、充実の制度を整えている。

クオリティとユーザビリティを追求した舞台機構作り

 緞帳が上がり、いよいよ公演が始まる。スポットライトが物語に彩りを添え、舞台の仕掛けが多彩なシーンを演出する。場面転換時には舞台が大胆に回転し、大きなどよめきとともに演者が舞台下の奈落から登場する。そんな演出によって観客を魅了する演劇や歌舞伎、音楽コンサートなどの舞台芸術。その裏側では、緻密に設計されたカラクリ=機械装置が静かに稼働している。それが、「舞台機構」という特殊設備である。
 社名のとおり、森平舞台機構株式会社はこの分野のエキスパート企業として、舞台機構の設計・製作・施工・メンテナンスを一貫して手掛け、実に110年にならんとする歴史を刻みながら実績を積み重ねてきた。国立劇場、新国立劇場、青山劇場などの有名劇場から、全国各地の市民ホール、主要キー局のTVスタジオまで、同社が手掛ける舞台機構は全国各地で活躍している。
 「一般の皆さんには馴染みのない領域でしょう。私たちが手掛ける機構は客席から見えてはならず、観客の方々に存在を意識させないことが不可欠だからです。私たちはそこに機械・電気・建築の技術を凝縮し、安全性はもとより、機械の静寂性、演出意図に応える創造性、使い手の方々の操作性など、緻密かつシビアな機構作りを追求しています」
 森健輔代表が裏方のこだわりと誇りをそう語るように、同社は「クオリティとユーザビリティの両立」、つまり品質と使いやすさを兼ね備えたものづくりを信念に掲げ、これまでに数え切れないほどの舞台芸術を支えてきた。

body1-1.jpg人力で操作する吊物機構は繊細な稼働が求められるため微細な調整が不可欠となる

社員の健康管理に注力し、経済産業省「健康経営優良法人2017」に認定

 舞台装置は大掛かりなものが多く、大胆にも見えるが、それぞれには限りなく繊細な仕掛けが施されている。完成には細部にまでこだわり抜く技術と思いが不可欠。だからこそ、組み上がった機構が思いどおりに稼働する光景を目の当たりにしたときの達成感は格別という。その一方で、妥協しないものづくりは、とかく時間を忘れて没頭してしまいかねないもの。しかし、同社では仕事一辺倒になるのではなく、「“バランス”を大切にした働き方を推奨しています」と森代表は続ける。
 「現場では安全第一であり、集中力を持続させるためにも労務管理の徹底が欠かせません。芸能文化に携わる身として、日ごろからエンターテインメントに触れ、様々な方と触れ合い、多様な価値観や経験を育むことが、新しいアイデアの創造にも繋がっていくからです」
 同社では社員の家族にも健康診断の受診を促すことで、家族全員の体調管理に対する意識付けを徹底。産業医面談も取り入れ、専門家の力を借りながらメンタル面のケアや労務環境の改善に取り組んでいる。また、3分の1を占める女性社員の中には子育てと仕事を両立するケースも多く、産休・育休も整備。取得後の復職率は100%、更に社員定着率98%という数字は働く環境の良さを物語っているといっていいだろう。
 2017年2月、経済産業省から「健康経営優良法人2017 中小規模法人部門」の認定を受けている。同年4月からは2時間単位で有給休暇を取得できる制度を導入し、子どもの急病の際などにも有給休暇を小刻みに活用できるようになった。

body2-1.jpg新国立劇場では自らも現場に入って据付工事を行ったという森健輔代表

独自の研修で人への思いやりやチームワークを学べた

 同社の「人」に対する思いは、新入社員研修の手厚さにも息づいている。昨年9月に研修を受講した技術部の増子紗織さんは、1か月間の研修で得た濃密な経験と手応えを振り返る。
 「営業、設計、工事、保守、経営管理、安全衛生推進室などの各部署を数日単位でローテーション勤務した際には、先輩に同行して舞台機構を取り付ける現場にも足を運び、各工程の役割や機構の仕組みをつぶさに見て学ぶことができました。部署が異なっても全ての仕事がリンクし合い、安全と利便性を備えた舞台機構に結実するということを学べた貴重な日々でした」
 さらに、ローテーション勤務後には、CSR研修の一環として同期の仲間6名で地域の介護施設を訪ねたという。普段交流する機会が少ない高齢者の方々と接することで、コミュニケーションの大切さと難しさを改めて知る契機になったという。
 「同年代と話すことが多かった私にとって、世代も価値観も異なる方々との会話は不慣れでぎこちなく、コミュニケーションの大切さと難しさに気付かされる体験でした。最終日に森平の社名にちなんで『森(シン)デレラ』と題した創作劇を同期みんなで考えて演じ、私は得意のジャグリングも披露したときには、『すごい、お手玉のようね』と喜んでいただけたんですよ」
 こうした研修を通じてチームワークの重要性も学び、先輩のもとで図面の簡単な修正から実務をスタートしている増子さん。「自分の関わった機構がどう取り付けられ、稼働するのか、現場で実際に目にするのが楽しみです」と、充実感に満ちた表情で語ってくれた。

body3-1.jpg「まずは自分で考えてやってみる!」を信条とする増子紗織さん

産業医と連携してメンバーの働きやすさやケアにも注力

 入社9年目の山本一仁さんは、多彩な現場経験を踏みながら一歩ずつ成長できているという。入社後、保守部に配属となり、同社の舞台機構を設置する劇場やホール、スタジオを訪れ、緞帳や照明、スピーカーなどを吊り下げる「吊物機構」、音楽の演奏内容に応じて音の響きを最適化する「音響可変機構」、場面に合わせて演者やオーケストラが昇降する「床機構」など、様々な機構の点検、メンテナンス、修繕を手掛けてきた。
 「在京キー局のTVスタジオを担当したとき、お客様から照明昇降設備の改修の御相談を受けたことがありました。そこで私が主担当となって番組スタッフの方々が使いやすく、かつ点検・保守もしやすい構造を設計チームとともに詳細なプランを練り上げ、要望にお応えしたんです。そのときの達成感は忘れられませんね」
 そう振り返る山本さん、据付工事も任せてもらえたばかりか、完成後には専門誌にも取り上げられるなど、新しい事例として業界でちょっとした話題になったと喜ぶ。
 こうした経験を重ね、顧客との折衝・提案力やプロジェクト管理力にも磨きをかけてきた山本さんは、現在、保守部のリーダーを担っている。
 「メンバーの身近な相談相手になるように努めていますが、どうしてもフォローしきれない面も出てきてしまいます。そんな私にとって、産業医の先生はとても心強い存在。メンバーの状況や気持ちを丁寧にすくい取ってフィードバックしてくれて、業務の分担やメンバーとの接し方などの改善に反映することができるんです」
 リーダーとして働きやすい環境作りにも取り組みながら、チーム全員で舞台機構を更に進化させ、現場の私たちから新しい設備やサービスも生み出していきたいと、目を輝かせながら力強い目標も披露してくれた。

body4-1.jpg数十年にわたって使い継がれていく舞台機構を保守の立場から支える山本一仁さん

編集部からのメッセージ

歴史を受け継ぎながら新たな100年へ


 1906(明治39)年、森平右衛門によって創業された同社。近年ではモーター駆動やインバータ制御などの新技術もいち早く取り入れ、数々の劇場やホール、TVスタジオなどの設備一式に幅を広げてきた。「海外の劇場に足を運び、現地の文化や技術に触れる海外研修も行っているんです」と話す森代表は、今後は海外の先進的な技術にも目を向け、日本の舞台芸術に積極的に提案していきたいというビジョンを描く。歴史と伝統を受け継ぎつつ、舞台芸術のこれからを切り開く構えだ。

edit-1.jpg浅草名物の三社祭では社員みんなで神輿を担ぐという同社の皆さん
  • 社名:森平舞台機構株式会社
  • 設立年・創業年:設立年 1906年
  • 資本金:8,000万円
  • 代表者名:代表取締役 森 健輔
  • 従業員数:104名(内、女性従業員数33名)
  • 所在地:111-0033 東京都台東区花川戸 2-11-2
  • TEL:03-3842-1621
  • URL:http://www.morihei.com
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください

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