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メトロ設計株式会社

メトロ設計株式会社 社会インフラを未来に繋げるため、地域活性化や未経験者の育成に挑む

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社会インフラを未来に繋げるため、地域活性化や未経験者の育成に挑む

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社会インフラを未来に繋げるため、地域活性化や未経験者の育成に挑む

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未来に繋がる地域共生ストーリー
社会インフラを未来に繋げるため、地域活性化や未経験者の育成に挑む

 地下鉄などのインフラ設計(社会的な基盤)に携わるメトロ設計では、地域社会との関係性強化を推進すべく、本社ビルをアーティストや技術者に開放することで、本業にプラス効果を得ている。

台東区のアートや職人にスペースを提供。

 台東区といえば、浅草や谷中といった下町情緒に富んだ土地柄。それは町並みだけでなく、古くからの靴やカバンを始めとした多くの製造業が栄えてきた街である。旧営団地下鉄(現・東京メトロ)の駅やトンネルの設計を手掛ける専門家集団を抱えるメトロ設計は、創業53年。そんな台東区の入谷駅を最寄りとする地に本社ビルを構えている。お膝元企業として地域貢献すべく、本社ビルを開放して台東区の魅力発信に積極果敢に取り組んでいる。
 「当社が手掛ける地下のインフラ設計は、主に税金によって賄われています。街の魅力が低下して人が少なくなり、税収が下がってしまうとインフラの維持ができなくなってしまいます。地域経済を活性化させれば、インフラを作り、維持する資金の確保に繋がり、当社の事業も継続することができると考えたのです」
小林一雄社長は、地域貢献は本業と密接にリンクしていることを強調するが、それにしても本社ビルの多くのスペースを提供するのはかなりの負担になるのではないかという疑問も浮かぶ。
 「きっかけは、本社ビルに入居していた大規模テナントの退去でした。大きな収入源でしたから躍起になって後釜探しをしたのですが、一筋縄にはいかなかった。それなら一層のこと全国各地で問題化する空きビル・空き家問題にも一石を投じることにもなるんじゃないかと空いたスペースを地域貢献に役立てることにしたんです」
 地域魅力発信基地は1階のイベントスペース「SOOO dramatic!」から始まる。ここでは、気鋭の劇団による演劇、職人によるものづくりワークショップなどを開催する。そして2階には革製品からジュエリー、アニメに至るまで、あらゆるものづくりに関わる人たちが集まる共同アトリエ「reboot」を開設。更には先端技術などの開発に取り組む多彩なベンチャー企業に開放したオフィス「ベンチャーステージ上野」も盛況だ。
 今では毎日、多くの職人やアーティストが自社ビルに集い、週末やアフター5には賑やかなイベントが連日、行われている。小林社長が取った地域貢献戦略は、見事に効果を発揮している。

body1-1.jpg地域貢献が本業にもプラス効果を与えると小林一雄社長は確信している

首都圏の交通網の設計を担う

 本業である建設コンサルタントとしての事業も順調で、東京メトロはもちろん都営線、その他私鉄とも取引を展開しており、副都心線の雑司が谷駅、横浜市営地下鉄センター北・センター南駅の高架橋、歌舞伎座と地下鉄の連絡通路など、首都圏で生活する人にとって身近な場も数多く手掛けている。更には道路下の構造物、上下水道などの設計も得意分野の一つ。とりわけ近年は、電線を地中に埋める無電柱化に関するプロジェクトが盛況だ。
 30名程の社員数にもかかわらず、これだけの公共事業の設計を任されているのは、半世紀にわたる積み重ねがあるのが大きい。
 「都市部の地下には通信線や電力線、上下水道管、ガス管などが入り組んで埋設されています。古いものなどは図面にないような作り方をされているケースもあり、新たな地下構造物を造る際には、経験で判断すべき要素が多々あるんです。また、行政や各インフラ会社との複雑な協議なしにはスムーズにことは運びません。乗り越えるべきハードルが多いだけに、50年の蓄積がある当社にはおのずと信頼が集まってくるわけです」(小林社長)
 同社の経営理念は、「未来環境を創る仲間」「技術を未来につなげる仲間」「学び合い共に成長する仲間」という3本柱。これは、未来志向を前面に打ち出していこうと約2年前に刷新されたものだという。
 「今後、IoTやロボット、ドローンなどを使ったインフラの維持管理手法などがトレンドになっていくはずです。そのために台東区はもちろん、荒川区や墨田区などの町工場と連携して新しい技術を開発できればと思っています」
 社会インフラ構築を未来に繋げるために、メトロ設計は先陣を切って駆け抜けていく。

body2-1.jpg交通機関に関わる設計を手掛けることで、社会インフラをがっちりと支えている

自分の考えた図面が形になる喜び

 建設コンサルタントの具体的な仕事は、土木建築工事の計画や調査、設計、維持管理のための点検などで、その業務は多岐にわたる。花形である設計でいえば、いかなる構造物がふさわしいのかを計画段階で決定する「基本設計」、具体的な工法や技術を決定する「実施設計」に大別される。
 17年にわたって同社の最前線で活躍している北島伸哉さんは、基本設計・詳細設計の双方をこなす技術者として経験を積んできた。前述の雑司が谷駅や、歌舞伎座と東京メトロを繋げる地下通路を始めとした鉄道関連の大型プロジェクトにも、その名を連ねている。それでも最初に手掛けた小さな工事が一番思い出深いと当時を振り返る。
 「地下鉄の出入口の段差を解消するという工事で、自分の描いた図面通りに仕上がった様子を見たときの感動は今でも忘れられません。もちろん、これまで数多くの設計をこなしてきましたが、毎回、完成するたびに大きな感動を味わっています。当社の場合、東京都内のあちこちで仕事をしていますから、自分が手掛けた設計をしょっちゅう目にします。設計に携わる一人として、非常に誇らしいことだと思っています」
 一見すると同じような鉄道であっても、東京メトロや東京都など、交通網によって求められる仕様はガラリと異なる。その一つひとつに対応するのには、キャリアを積んだ今も頭を悩ませられている。しかし、具体的なカタチが見えるこの仕事は、苦労を乗り越えていく価値にあふれている。北島さんはこれからも前を向いてトライし続ける。

body3-1.jpg技術者として17年のキャリアを積む北島伸哉さんは、地下の大型案件を手掛けてきた

文系学部出身者が、設計職にチャレンジ

 北島さんは土木工学科出身だが、実はこの数年、メトロ設計で全く専門外の学科出身者を技術系として採用している。2016年入社の中村磨さんもその一人。大学時代は文系学部に在学しており、設計については全くの門外漢だったという。
 もっとも1年目は営業として入札案件のサポート役という文理を問わない仕事。ところが、2年目の4月からは設計に異動し、道路・上水道グループの一員に配属された。
 「最初はExcel やCADの使い方からのスタートでしたが、専門的な知識がないため何もかもが手探り状態。今は言葉を理解するだけで大変な毎日ですが、先輩方が丁寧に教えてくれるので、だんだんと理解が深まってきているのも確かです。コンパクトな組織である分、部署の垣根を越えて細かくサポートしてくれるのは本当にありがたいです」
 先日は複数の書類を照らし合わす仕事をしていた所、Excel内の細かな数値の間違いに気づけ、自分が起点となって設計の精度向上に貢献できたという。この経験は中村さんにとって大きな自信となった。
 「まだまだ力不足なのは分かっていますが、サポート体制が整っている会社ですから、文系出身でも問題なく上を目指せます。知識の有無ではなく、最終的には『頑張ろう』という気持ちの有無が成長の鍵となるのだと思っています」
 そんな文系出身の後輩たちを北島さんも大いに期待を寄せ、最終的にはヤル気次第だと語っている。少しでも設計に興味がある人は、自分の背景にこだわらずにチャレンジしてみてはいかがだろう。メトロ設計ならば、飛躍の可能性が十分にあるはずだ。

body4-1.jpg中村磨さんは学生時代、演劇に熱中していたこともあり、本社ビルの1階で舞台が開催されるときには観劇に出掛けることもあるそうだ

編集部からのメッセージ

教育制度や評価制度の充実化を図る


 文理を問わない人材採用に取り組んでいるメトロ設計では、教育制度や評価制度の充実化を図ることで、未経験の人材が着実に“育つ”環境作りを実践している。教育面でいえば、新人に対しては社内外での研修を通して、ビジネススキルや土木建築の基礎などをキメ細かく伝授。CADなどの専門技術に関しては外部講習なども活用しているという。
 また、社員はそれぞれ等級に属し、上級に上がるために必要な能力や研修、カリキュラムなどを明文化することで、目標を立てて成長できるようにしている。上司や社長との定期的な面談の場を用意して、細かく習熟度などもチェックするから、次のステップに必要な要素をリアルにイメージしやすい。更には加点方式の360度評価制度により、社員のヤル気を引き出すという工夫も施している。
 働く環境の整備にも積極的に乗り出している。代表的なところでいえば、社員発案で3か月に1回、本社の会議室で「ランチ会」を催している。経営陣を含めた全員でお弁当を食べながら、会社をより良くするための活発な意見交換を行っているという。言いたいことが言いやすい会社だというのも同社のセールスポイントだ。

edit-1.jpg入谷にある本社ビル前にて。少数精鋭の組織だからこそ、キメ細かく新人を指導できる
  • 社名:メトロ設計株式会社
  • 設立年・創業年:設立年 1964年
  • 資本金:8,500万円
  • 代表者名:代表取締役社長 小林 一雄
  • 従業員数:26名(内、女性従業員数6名)
  • 所在地:110-0004 東京都台東区下谷 1-11-15 ソレイユ入谷 9階
  • TEL:03-5827-3011
  • URL:http://www.metro-ec.co.jp/
  • 採用情報:ホームページよりお問い合わせください

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