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旭日電気工業株式会社

旭日電気工業株式会社 灯りで世の中を支え、電気工事一筋100年。 新たな100年が始まる

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灯りで世の中を支え、電気工事一筋100年。 新たな100年が始まる

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未来を灯す仕事ストーリー
灯りで世の中を支え、電気工事一筋100年。 新たな100年が始まる

 1914年創業から1世紀、電気設備工事業者として官公庁施設からオフィスビル、高層マンション、学校、さらには道路・鉄橋と、ビジネス、暮らし、学び、交通の場に光を灯し続けてきた旭日電気工業株式会社。100年技術の集大成を新たな100年へと引き継いでいく。

日本の近代史とともに、同社の100年の歩みがある

 旭日電気工業の100年の歩みを紐解くと、関東大震災、太平洋戦争、戦後復興、高度経済成長という激動の日本近代史そのものが浮かび上がってくる。
 同社創業から9年後、関東大震災によって東京は壊滅状態。同社は復興を牽引する数々の建設プロジェクトに電気工事業者として参画し、当時の国会議事堂の電気工事にも関わった。しかし、時代は暗い方へと加速度的に転がり、ついには太平洋戦争。世の中全体がそうだったとはいえ、まさに失われた時代を余儀なくされた。同社が息を吹き返すきっかけとなったのは戦後復興の旗印ともいうべき建設ラッシュ。戦前からの信頼で衆議院・参議院、警視庁といった官庁関係の工事を受注。それが呼び水となり、民間の仕事が次から次へと舞い込んできた。そして、日本が高度経済成長に動き出そうとしていた1950年、三越百貨が新たなライフスタイルやファッションの発信地としての全面改修工事に入り、それに伴う電気工事を3店舗一括受注。これは、直需による民間工事として当時の同社の最大規模の工事であり、今も取引を重ねる大手ゼネコンとの関係が始まる礎にもなった。
 時代の風は同社にとって順風。1964年の東京オリンピックの開催に向けた首都高や国立代々木屋内総合競技場などの電気工事を受注。なかでも丹下健三設計による国立代々木屋内総合競技場は、東京オリンピックを象徴する建築物として今も誉れ高い姿を見せている。
 そして、オリンピック終幕後、それまでメインとしてきた官公庁案件の需要が冷え込むとともに、同社は民需拡大に大きく事業をシフトさせていった。
「1960年代後半から民間工事の比率を高め、とりわけマンションの電気工事業を大幅に拡大させました。不慣れな間は着工後に施工図の不備が発覚するなどの失敗もありましたが、その失敗を糧にチェック体制を整備し、マンション工事のノウハウを蓄積。それが2000年代以降の高層マンションの受注ラッシュにつながっています」
 執行役員工事部長兼営業推進部長の北嶋武さんは、同社の近年の転換期をそう振り返る。2000年代の東京では、とりわけベイエリアのマンション開発が急速に進み、同社にも豊洲の超高層マンションから引き合いがあった。これは同社の長い歴史にあっても未知の領域となる規模だった。社内から「経験がない。リスクが大きい」と反対する声もあがったという。富井弘之現社長はこれに対し、「どうすればやれるのかを考えよう」と社員に発想の転換を促した。社員の気持ちが一つになり、新たな領域に踏み込んで行くことになった。結果、1,060戸マンションという大規模電気工事を成し遂げ、同社のエポックメイキングな成功事例となった。これによって、高層・超高層の大規模な民間電気工事受注に拍車がかかり、現在も晴海の大規模マンションの電気工事が進行中だという。
 こうした実績によってゼネコン各社からの信頼をさらに深め、現在ではマンションをはじめ、大手通信会社、金融機関、大学といった「民間直需」の仕事を数多く引き受け、道路・橋・トンネルといった公共案件とともに同社の事業の強力な柱となっている。

body1-1.jpg20年以上の施工管理経験を経て現役職に就いた北嶋武部長

次の100年に向けて未来創造プロジェクト発足

 常に時代の要請に応える形で進化を遂げてきた旭日電気工業。蓄積された技術はまさしく財産であり、現在は次代への継承も着々と進められている。
 「技術・工事部門においては、初級・中級・上級というレベルに分けた年間研修カリキュラムを構築し、技術を体系的に磨ける体制を整えています。新卒入社の社員に対しては、設計、積算、施工管理という各分野の技術を総合的に学べるように年間単位でジョブローテーションを実施しています。さらに、何十年もの経験を持つベテラン陣が現場を巡回し、若手社員に現場で技術を伝承するという取組も昨年から始めました」
 技術の底上げとともに、部門間の風通しもいっそう良くなってきたと手応えを感じ始めている北嶋さん。2014年に創業100周年を迎え、新たな100年に向けた動きも始まっているという。その一つが、2015年に発足した「未来創造プロジェクト」だ。
 「社員が各階層別に集まり、それぞれが感じている会社のいいところ、仕事のやりがい、逆に悪いところ、改善点をざっくばらんに発言しあい、そこから会社の未来像を考えていくというワークショップスタイルの活動です。『100年の歴史に裏打ちされた技術力はどこにも負けない』、『建物に光が灯った瞬間の達成感は何物にも代えがたい』といった声があがった反面、『部署間の連携をもっと強化するべき』『ベテラン陣から技術を吸収できる機会をもっと増やしてほしい』といった率直な声もあがりました」
 このプロジェクトはまだ始まったばかりで、社員の声をふまえた具体的な施策はこれからだと言う北嶋さん。その足掛かりとして率直な意見交換ができたことは大きな一歩であり、「会社をもっと良くしたい」という機運も社内でいっそう高まっているという。トップダウンではなく、社員が主体となって新たな100年に向かう歩みが、力強く着実に始まっているのだ。

body2-1.jpgベテランから若手まで、ざっくばらんに意見を出し合える雰囲気

2年がかりの大型工事を経験。灯りが未来に受け継がれる

 工事部工事課の田中克昌さんは、新卒で入社して6年目。昨年まで約2年間、大阪支店に出張し、阪神高速道路における大規模プロジェクトに参画した。万一の際の命綱といえる非常電話を照らす照明設備の更新工事だ。阪神高速道路は関西の大動脈であり、交通を止められない“生きた道路”を順次規制しながら進めるという長丁場の工事。毎日2kmほどの区間で4~5灯の照明を地道に更新していったという。
 「大阪府管内の全線が工事領域で、工事完了までは途方もない道のり。本当に地道な工事を積み重ねる毎日でした。その努力が実り、2年かけて全てを完了させたときの達成感、肩の荷が下りた安堵感は、本当に爽快そのものでした。工事終了後には、自分の運転で高速道路を走り、自分の灯した灯り一つひとつを自分の目で確認しました。この先何十年も灯り続けるのですから、いい仕事ができたと心から思えました」
 仕事の成果が未来まで残り、それらが社会を支えているという誇りを強くし、ひと回り大きくなれたと振り返る田中さんは、現在はオーダーメイドマンションの電気工事を担当し、マンション1戸単位で施主のリクエストに応える役割を担っている。
 「照明の増設、配線、コンセントやテレビアンテナ端子の位置など、ミリ単位で図面通りに仕上げていく仕事です。高速道路の仕事では交通を支えるやりがいを得ましたが、今の役割は各ご家庭の暮らしに光を灯し、生活に欠かせない電気を通わせること。アフターフォローで施工後のご家庭をご訪問する機会もあり、実際に電気をご利用されている光景を目の当たりにするたびに、仕事の実感を深めています」
 新たな領域で新たなやりがいを感じている田中さんは、日頃から配線や法関連の知識習得にも努め、現場では巡回するベテラン陣から書籍では得られない“生きた技術”を学び取っているという。学校や病院といった自身がまだ経験のない電気工事にも意欲を見せ、来たる2020年のビッグイベントにも携わりたいと夢いっぱいの抱負を語ってくれた。

body3-1.jpg「協力業者と密に連携し、工事を円滑に進めることが腕の見せ所」と田中克昌さん

2児の育児と両立しながら設計を極め続ける

 新卒で入社して18年目を迎える清水智江さんは、技術部の設計グループで電気設備設計一筋でキャリアを重ね、様々な規模のマンションやオフィスビル、病院などを手がけてきた。
 「私の手元に最初に届くのは、ハコの状態で描かれたそっけない建築図面。それをもとに建築や設備の担当者の方々と調整しながら、照明設備、情報通信設備、防災設備などの機器と配線を落とし込んでいくのが私の仕事です。図面に電気という彩りを一つひとつ加えていく仕事はクリエイティブな要素も強く、ときにはマンションの照明器具の選定・提案も行います。多種多様な建物に携わりますので、新しい仕事が始まるたびにいつも新鮮な気持ちで臨んでいます」
 笑顔の中に自信を覗かせながら語る清水さんは、小学5年生と2年生の息子さんを育てるママでもある。2度の産休・育休を経て、仕事と育児を両立させている。その両立は決してたやすいものではなく、次男が生まれたときには約1年間、勤務の前後に保育園への送迎も行った。そんなときにも、職場と家族の理解が大きな支えになったという。
 「時短勤務だけでなく、子どもが熱を出したときなど、勤務中に保育園に駆けつけたこともありましたし、出勤できないこともありました。それでも、上司や周りの仲間が『仕事のことは心配いらないよ』と心強くサポートしてくれたので、委縮することなく両立してこられました。気心が知れたメンバーばかりなので、何かと相談もしやすく、私のように子育て中のママ社員にも本当に居心地のいい職場です。子どもたちも寂しいそぶりを見せず、夜に帰宅して『ママがいなくて寂しかった?』と聞いても、『ぜんぜん!ママ、仕事がんばってね!』と、小さいながらも力強く私の背中を押してくれるんです」
 入社18年目の今も技術に対する意欲は高まる一方で、「まだまだ勉強中の身」だという清水さん。これからも一つひとつの仕事に向き合い、幅広いジャンルの建築物に携わりながら、設計士としての腕を磨いていく構えだ。

body4-1.jpg「当社には真面目で優しい人が集まっています」と清水智江さん

編集部からのメッセージ

再生エネルギー発電への領域を拡大

 「日常の暮らしのなかでは、照明は点いて当たり前。でも、その当たり前の陰では工事を担う私たちが数々の労苦を重ねています。だからこそ、工事を終え、光が灯った瞬間の充実感は何物にも代えがたいのです」
 北嶋さんは実感を込めてそう語る。なるほど、電気工事には専門技術の数々が結集されている。同社はまさしくそのエキスパートであり、100年以上培った実績と技術力は、電気工事の専業会社として他社の追随を許さない。
 東京国際展示場、横浜ベイブリッジ、東京国際空港など、有名なランドマーク建築物にも灯を灯す同社。決して歴史に安住することなく、今後は太陽光や風力など再生エネルギー発電システムの施工にも技術を応用し、事業の幅を広げていくという。官民問わず、ビル・マンションから病院、学校、道路・橋などのインフラまで幅広い案件を経験でき、技術継承にも余念がない同社は、電気工事の専門性を突き詰めていける絶好の舞台と写った。

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