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アイテック株式会社

アイテック株式会社 チームワークと若手にまかせる社風が自慢。 図面作成のプロフェッショナル集団

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チームワークと若手にまかせる社風が自慢。 図面作成のプロフェッショナル集団

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事業を支える組織力ストーリー
チームワークと若手にまかせる社風が自慢。図面作成のプロフェッショナル集団

 アイテックの中核事業は建築工事に必要となる施工図の作成。建築家が作成した意匠図をもとに、ネジ一本に至るまでミリ単位で書き込み、現場の作業員が迷うことなく作業できるよう図面に著す。約50名の建設図面のプロが一か所に集まる同社は、業界随一の組織力で、「東京ミッドタウン」や「六本木ヒルズ」などの大型プロジェクトも手がけてきた。スタッフたちに、同社の魅力を聞いた。

わき上がるイメージを抑えきれない

 川井淳一は入社12年目。生産設計部第2グループのグループ長を務めている。自身、施工図を作成する傍ら、チームのフロントマンとして、客先に出向いて打ち合わせをして仕事を受注し、段取りを決めていく。いわゆるプレイングマネージャーだ。
 「顧客との初めての打ち合わせは、いつもわくわくする」と川井は目を輝かせる。
 「僕たちの仕事は、設計者が描いた意匠図をもとに、現場の職人さんが迷うことなく作業できるよう、例えば、壁の厚さをどうするか、目地のデザインはどうするかなどを記した施工図の作成です。打ち合わせの最中から次々とイメージがわき上がってくるんです」
 もちろんそのイメージは、何もないところから生まれてくるわけではない。現場ではどのようにして作業が進められるのか、部材は何が使われるか、そこにどのような法律があるか。それらは、すべて川井自身が経験し学びとってきた知識と感覚だ。加えて、最新の建築工法や設備を知識も欠かせない。
「この仕事は、本当にいろいろなことを知っておかなければなりません。勉強は大変ですが、だからこそ成長できているという実感が得られ、やりがいがあるのだと思います」

body1-1.jpg第2グループを牽引する川井(左)と上野(右)。図面を挟んで議論を重ねる

まかせることで仕事を覚える。ミスは成長の糧。

 こうした知識を蓄積していくうえで、川井が「もっとも勉強になった」というのが、建築現場に詰めての作図作業だ。通常、アイテックの社員はオフィスに勤務し、手分けして図面を作成していくが、場合によっては、現場の事務所にCAD(コンピュータを用いた製図システム)を持ち込んで、着々と進む現場の状況にあわせ、施工図を起こしていくこともある。工事期間中は、現場へ直行直帰。中堅になると、多くの社員は、一度はこの現場詰めを経験する。
 入社7年目の上野康一郎も2年にわたる現場詰め作業で数々のことを学び、この春、オフィスに復帰した。
「佳境ともなると、300人を超える職人さんが現場で作業に当たることも珍しくありません。現場に詰める社員は、たった一人で、そのすべての職人さん用の図面を作ります。もちろん大変なプレッシャーです。でも、それが何ものにも換えられない財産になるのです」
 オフィスに復帰した社員の大切な役割のひとつが、後輩の指導だ。現場で感じ取ったことを、入社間もない社員に伝え、鍛えあげていく。仕事を仕上げることだけを考えれば、経験のある自分が図面を引いたほうが明らかに早いが、それでは組織としての力は広がらない。
「よっぽど時間がなければ自分で直すこともありますが、それでは後輩は伸びません。ミスを重ねることで、一歩一歩伸びていけばいい。アイテックはそれが許される会社です。自分が経験してきたことを、少しずつ教えていこうと、心がけています」

body2-1.jpg作成した図面を何度となくチェック。ベテランの確かな目が、精度を高める

最大の武器は組織力。情報は全員で共有する

 生産設計部第2グループは、川井、上野を中心に、ベテラン2人、5年目、3年目、2年目の若手、新人2人の9人で構成されている。毎週木曜日の午後に、「週間スケジュール会議」を開き、それぞれが受け持つ仕事の進捗を報告し、翌週の仕事の分担を決めていく。川井、上野、そしてベテラン2人が基本的に担当を持ち、若手に仕事を配分していくのが基本的な流れだ。グループ全体でこなしている仕事は20件超。時には重複して過密スケジュールになることもある。優先順位をつけ、問題点をクリアにし、最大効率で仕事を進められるよう調整するのが、この場の役割だ。
 かつて建築現場には、施工図の作成を請け負う一匹狼的な図面職人が出入りしていて、先を争って仕事を奪い合っていたという。だが、待ち時間も多ければ、精度も安定せず、建築業界の構造的問題の一つとされていた。そこに組織力を持ち込んで革新をもたらしたのがアイテックだった。オフィスに机を並べて仕事はグループ内で共有、お互いの得意分野を生かしたり、量が多ければ分担。何重ものチェック工程を組み入れることで、精度も高めてきた。その調整を図る週間スケジュール会議は、アイテックの競争力の源ともいえるのだ。
「だれも過大な負担を抱えこむことなく、お客様の要望に応えていく。それができるのがこの会社の一番よいところでしょう」(川井グループ長)
 組織で仕事に当たることで、大規模な案件を丸ごと引き受けることも可能になった。ときにはショッピングモールや駅ビルの設計図面を、グループ総掛かりで制作していくこともある。そうしたとき、同社では、意図的に担当箇所を変えていくことも少なくない。そうすることで、幅広く経験を積んで、知識を高めていくことができるのだ。組織に頼れないフリーの業者の中には、天井板の割り付けばかり、何年にもわたって続ける例もあるといい、人の育成においても、追随を許さない仕組みができあがっている。例年のように難関の一級建築士資格取得者を輩出していることにも、組織力が果たしている役割は小さくない。
 顧客企業の多くから、「困ったときはアイテック」と指名されるまでに技術力・組織力を高めてきた同社。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、実施設計、生産設計への着目が集まるなか、さらなる飛躍が期待されている。

body3-1.jpg週間スケジュール会議。全員が全員の仕事内容を把握して、グループが団結して課題を解決する

編集部からのメッセージ

会社一丸で社員を育てていく社風

 アイテックの社風を物語る逸話がある。創業当初、社員を募集しようと会社の扉に貼り紙を出したところ、近隣の主婦が何人も応募してきたという。もちろん全員建築図面は未経験。だが、当時の社長や役員たちは、一人ひとりに図面の作り方を指導、最新のCADの使い方も手取り足取り教えて、数年でプロフェッショナルに育て上げたという。以来、会社が一丸となって社員を育てていくのは、同社の伝統となった。インタビューをした社員のだれもが、「風通しのよい会社」と口をそろえるのも、この伝統と無関係ではないだろう。

edit-1.jpg働きやすい社風からやりがいが生まれる

ワーク・ライフ・バランスも重視

 一方でアイテックは、「足立区ワーク・ライフ・バランス推進企業」にも認定されている。可能な限り社員の希望を取り入れ、よき家庭人として地域社会で活躍できるよう、環境の整備に力を入れているのだ。また、社員の中には、経験を積み重ねて、一級建築士を取得した者も多い。スペシャリストに学び、着実にステップアップを果たしているのだ。やりがいを強く感じて働け、プライベートの充実も図れる。それは、とりもなおさず社員の強いモチベーションにつながり、競争力強化という好循環を作り出している。

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