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株式会社エンライズコーポレーション

株式会社エンライズコーポレーション 技術なし、知識なしから2か月で現場へ IT業界に活力もたらす若手集団

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技術なし、知識なしから2か月で現場へ IT業界に活力もたらす若手集団

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株式会社エンライズコーポレーション

技術なし、知識なしから2か月で現場へ IT業界に活力もたらす若手集団

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新人奮闘ストーリー
技術なし、知識なしから2か月で現場へIT業界に活力もたらす若手集団

 ITインフラ業界に活力を。旗印を掲げたものの、集めた人財はまったくの初心者。それを2か月みっちり研修を施し、現場へ送り出していく。厳しい道程ながらも、率いる社長の顔から笑みが絶えることはない。その秘密が、新人たちへのインタビューを通して、浮き彫りになった。

ITインフラ業界の構造的問題に風穴を空ける

 東京都渋谷区にオフィスを構えるエンライズコーポレーションは、ITインフラソリューションを提供するITベンチャー。吾郷克洋社長は人材派遣会社勤務を経たのち、ITサービス会社の立ち上げに関わった経験から、理想的なIT会社を作りたいと仲間たちに声をかけ、2012年に設立した。
 「IT業界は慢性的な人財不足が続いています。業界の将来性に期待して就職したいという人は大勢いるのですが、現場で求められるのは即戦力となるエンジニアで、あえて即戦力となれない未経験者をとろうという企業は多くない。このままではいつか業界の活力が失われてしまいます。私たちは、この悪しきスパイラルに風穴をあけたいと考えたのです」
と語るのは事業統括本部の吉澤幹夫人事総務部長。同社がとったのは未経験者を積極的に採用し、自社で育成するという戦略。入社後、2か月間を徹底した教育期間に定め、ネットワーク・アソシエイト認定資格や、Linux技術者認定資格を取得するための研修「エンアカデミー」に“入学”させるなどして、スキルを身につけさせ、現場に送り出している。
 「通常のIT専門学校で学べば、60〜80万円の出費を覚悟する必要がありますが、その研修内容はこの上なく濃いもので、2か月間でITエンジニアのスタートラインへと導ける」
と事業統括本部の吉澤幹夫人事総務部長は自負する。研修中は有給、地方出身者には無料の寮も用意され、食事も支給と厚遇。同時にビジネスマナーや、IT技術者に求められるリテラシーも学べるというから、もはや歓待とも言えるだろう。当然、スキルは身についてもそのままに現場に配属されたのでは不安も募る。そこもしっかりカバー、先輩の指導を受けながらOJTでさらに実践的な技術力を高めていくというシステムになっている。
 アカデミーの受講生は、毎期3〜5人。2か月ごとにそれだけの技術者が育つというから、毎年30名以上を輩出している計算だ。決して大きくない同社にとって、負担であるのは間違いないが、吉澤部長はそれに見合うだけの効果はあると笑みをこぼす。
「自社教育で最初の階段を上がるのをアシストすることで、入社後間もなく仕事の楽しさや醍醐味を感じることができると好評です。楽しく働ければ、モチベーションはもとより、会社に対する帰属意識も高まっています」という吉澤部長の言葉は、同社の急成長ぶりが裏付けていると言っていいだろう。
 アカデミー出身の社員の声に耳を傾けてみよう。

body1-1.jpg「ITエンジニアは一生学びつづける覚悟が必要」と吉澤人事総務部長

少人数制クラスで切磋琢磨して技術と知識を修得

 長谷川愛梨さん(入社1年目・22歳)は2015年4月の入社。就職活動を通してITエンジニアという仕事があることを知り、手に職をつけられれば、将来的にも安心と就活の的を絞ったが、文系出身でITの知識は0。これで通用するはずもないと、独学に勤しむ一方で、業界研究に打ち込む中で、充実した研修があって未経験者も歓迎と書かれたエンライズコーポレーションの採用サイトを見つけ、エントリーした。
 入社前から自主的に勉強を始めたのが功を奏し、アカデミーには1か月籍をおいただけで、サーバとネットワークの資格を取得。現在は、銀行の基幹ネットワークの保守運用に携わっている。本人の努力もあったに違いないが、半年足らずで第一線の現場に携われるのには、やはりアカデミーの研修に秘密がありそうだ。
「3人~5人のクラスですから、分からないところはすぐに質問できて、その都度、疑問を解消できるというのが何よりの魅力ですね。座学の充実ぶりもさることながら、教場にスイッチやルーターなど、現場で用いられる機器が用意され、それらに触れながらできるというのも理解を早めた要因かもしれません」
 加えて、同期の仲間と常に一緒に行動する環境があったことがよかったと振り返る。
「社会で活躍できる人間になろうという目標を共有し、切磋琢磨しながら学んだ仲間の絆は固く、彼らとはよい飲み仲間でもありますね(笑)」
 ITエンジニアを多く抱える会社の多くが、社員に一体感を持たせることに苦慮している。勤務時間のほとんどを客先の現場で過ごすため、自分がどこに所属しているのか分からなくなるのだ。当然、離職率の高さにもつながり、優秀な人財確保に頭を悩ますことになる。
 だが、同社ではこうした悩みは無縁だ。エンアカデミーで学ぶこと自体が、同社の一体感を高めることになっているのだ。
さらに、同社では月に1回帰社日があって、その日は、全社員が代々木にあるエンライズコーポレーションの本社に集合することになっている。そこで社長自らが手料理を振る舞うこともあれば、料理人を招いてのパーティが催されたりするという。さらに、山梨県の南アルプス市に所有する畑で、春には芋植え、夏には桃狩り、秋には収穫祭やバーベキューなどといった社員交流イベントも一年を通して行われている。
「帰社日があるというだけで同じ現場にいる他社のスタッフにうらやましがられることもあります。この仕事に限ったことではないかもしれませんが、仲間がいるという感覚は、とても貴重ですね」

body2-1.jpg「ここに戻ってくると落ち着きます」長谷川愛梨さん

同じ釜の飯を食べた連帯感胸に現場で活躍

 ストレージ商品の設計と構築に携わっている稻葉涼さん(入社1年目・22歳)は、アカデミーで学んだ日々を、楽しかったと振り返る。
「一緒に机を並べて勉強するだけじゃなく、オフィスのコミュニティスペースで、ご飯も作る。文字通り同じ釜の飯を食べた仲間です。お客様のところに常駐している今でも、帰りたいなと思える場所です」
 そう語る稻葉さん、就活時にはIT業界だけを視野に入れていたわけではなかった。こだわっていたのはベンチャー企業であることだったという。
 「スピード感のある経営をしていることが魅力。そのなかでなら僕が力を発揮できる場所もあると思いました」
 最終的に「『人を育てていくことは会社を育てること』という理念に共鳴」して入社を決めたという稻葉さん。その理念の通り、同社によって育ち、会社の発展を担う一翼となっている。
「ストレージとそのネットワークは、企業にとって事業の基盤となるもので、そこに携われていることは、僕にとって大きな誇り。いつかは先輩たちのように『君にお願いしたい』と指名してもらえるようなエンジニアになりたいですね」

body3-1.jpg「ベンチャーであることが入社を決めた理由」と稻葉涼さん

「システムってどうやって動いているの?」素朴な疑問から転職

 中途採用組ももちろんいる。
 齋木杏子さん(入社2年目・25歳)は大学では英文学科に在籍、メディアリテラシーを専攻した。新卒時は将来の可能性を感じてあるIT会社に就職。営業職で新規開拓に奔走していたが、しばらくして転職を考えるようになる。
「その会社では不動産会社向けのクラウドシステムを開発していたのですが、商品知識が増えるにつれて、システムがどうやって動いているのか、興味を覚えるようになって、自分で作ってみたいと思い始めたんです」
 その思いは日増しに膨らみ、転職エージェントに希望を伝えて登録。「ここに向いているんじゃない」と紹介されたのが、エンライズコーポレーションだったという。
 オフィスを訪れて目にしたカラフルなインテリアや和気あいあいとした雰囲気にも心引かれたが、何よりもまったく経験がなくても研修でスキルを身につけられるという点が決め手になったといい、アカデミーに入学して、2か月の研修で初歩的な資格を取得した。
「同期の生徒は私を含めて3人。未経験の私たちに合わせて、記号の意味から一つひとつ教えてくださった」と振り返る。
 配属されたのは、外資系コンピュータネットワーク機器会社のヘルプデスク。顧客から寄せられた相談に応じて、適切なエキスパートへ振り分けていく。
「お客様の要望を直に聞けるのは、貴重な機会。今後のステップアップにとても役立つと思っています。また、わからないことがあれば自分で調べる、どういう調べ方をすれば答えにたどり着けるか。その思考方法も身に付いてきました」
 IT業界で生きていくためにもっとも大切なマインドを身に付けて、さらなる活躍を目指す。

body4-1.jpg「勉強を重ねてステップアップしていきたい」と齋木杏子さん

編集部からのメッセージ

採用基準は学び続けられる粘り強さと素直さ

 「この仕事は、一生学び続ける必要がある」と人事総務部長の吉澤幹夫氏。新しい技術が次々に出てくるIT業界では、それを常にキャッチアップし続けなければ対応できない。ITエンジニアという仕事を選ぶということは、学び続ける人生を選択することでもあるというわけだ。
「だからこそ、面接時には、その人がどれだけスキルを持っているかではなく、学び続けられる粘り強さや、新しいことを吸収できる素直さ、そして顧客と良好なコミュニケーションがとれる人間力の方を重視します」と選考の基準を明かす。

edit-1.jpg少人数制のアカデミーの講義で、短期間で資格取得を目指すedit-2.jpg南アルプス山麓にある「エンライズ村」にて。自然と戯れながらのイベントが一体感を育んでいる

「楽しさ」が士気を高める

 育成人財のモチベーションを保ち続けることも忘れない。月に一度の帰社日や芋掘りなどのイベントで結束力を高めるほか、東京とその近郊を7つのブロックに分けて、ブロックごとに独自に飲み会を催したり、後輩の相談に乗る機会を設けている。IT技術者はともすれば孤独感に陥りやすいものだが、同社の「楽しさ」を大切にした施策が、社員の士気を高め、ひいては同社の技術力を高めているのだ。

  • 社名:株式会社エンライズコーポレーション
  • 設立年・創業年:設立年2012年
  • 資本金:1,000万円
  • 代表者名:代表取締役CEO 吾郷克洋
  • 従業員数:70名(内、女性従業員数20名)
  • 所在地:151-0053 東京都渋谷区代々木1-43-7 SKビル5F
  • TEL:03-5358-3970
  • URL:http://www.enrise-corp.co.jp/
  • 採用情報:こちらからご確認ください。
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