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アルス株式会社

アルス株式会社 1カ月の夏休み取得も可能。独自の休暇制度を揃え、しっかり休む働き方を実践

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1カ月の夏休み取得も可能。独自の休暇制度を揃え、しっかり休む働き方を実践

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働きやすい会社作りストーリー
1か月の夏休み取得も可能。独自の休暇制度を揃え、しっかり休む働き方を実践

18種類の特別休暇、法定日数以上の有給休暇、最長1年のリフレッシュ休暇など、アルスの休暇制度は手厚くユニーク。同社独自の働き方に迫る。

1か月の夏休みと2週間の冬休みを取れる会社作り

 高度成長時代、我が国のビジネスマンたちはモーレツサラリーマンと揶揄され、残業、土日の出勤は当たり前、有給休暇など取得しようものなら一線から外されるという悪しき労働環境にさらされていた。さすがに今時はすこぶる改善され、男性の育児休暇も珍しくなくなってきている。しかし、中小企業に目を向けると、様々な休暇制度はあっても、それをなかなか取得できないケースが少なくない。そんな中にあってアルスは労働環境先進国の欧米に匹敵する休暇制度の整備に経営陣が率先して臨み、多数の休暇制度を実現、健全な労働環境の中で社員たちのモチベーションは必然的に高まり、それが経営にも大きく影響しているという。
 それにしても労働法の定め以上の休暇を経営陣側が率先して制度化というのは稀有といえよう。なるほど、その背景には創業者である児玉民行代表の体験と強い意志があった。きっかけは40年以上前に遡る。30歳を目前に控えた児玉代表は当時勤務していた日本IBMの辞令を受け、英国IBMに出向。着任後、家探しのため何度か有給休暇を現地の上司(イギリス人)に申請したが、その返答におどろいた。『そんなことのために有給休暇を使う必要はないですよ』。有休はヴァカンスのため、心と体のリフレッシュのために使うように、ということでした。”家探し”は自分の生活をkeepするための必須事項。自分の裁量で勤務時間内に対処すればよいとのこと。この考え方はまさに青天の霹靂だった! 日本と欧州の意識のギャップに直面し、日本人の働き方に疑問を抱いた児玉代表、アルスの立ち上げに際し、ここへのこだわりは大きかった。現在、同社を牽引する深井淳社長もこの考えに共鳴し、設立メンバーに名を連ねた一人であった。

body1-1.jpg「個人のスタイルを尊重した働き方を実現したいという児玉代表の言葉に胸が高鳴りました」と設立当時を振り返る深井淳社長

特別休暇は全18種類。リフレッシュ休暇は最長1年

 実際、設立にあたってすぐさま着手したのは休暇制度の充実だったという。
 「日本の有給休暇の法定日数は、例えば入社4年目では14日ですが、うちでは30日を付与しています。さらに、特別休暇も取得しやすいように用途別に細分化し、産前産後休暇はもちろん、つわり休暇、子の看護休暇、子どもの学校行事への参加を奨励するファミリーサポート休暇など、今では全18種類に及んでいます」
 さらに深井社長が同社独自の休暇制度として誇るのが、長期のリフレッシュ休暇だ。同社では、勤続5年で半年間、勤続10年ではなんと1年間の休暇を取得できるという。これほどの長期休暇は、今も日本の企業では異例中の異例だ。
 「オーストラリアで半年間のワーキングホリデーを経験した事例もありますし、趣味の服飾作りに半年間没頭したなんていう社員もいます。この制度はリフレッシュだけではなく、自己実現のために利用する人もいる。様々な貴重な体験を通じてその後の本人の人生にプラスに寄与していますね」
 この上ないような待遇を実現しているようだが、長期的に社員が抜けると、果たして肝心の仕事はうまく回るのだろうかという疑問が頭をもたげる。深井社長はその疑問についてこう説明する。
 「私たちが仕事とするシステム開発は、プロジェクト単位のチーム制。プロジェクトの進捗を全員で共有して進めますので、互いのフォローが行き届きやすく、社員が急に休暇に入った際にも業務の引き継ぎがスムーズなんです。長期休暇の際にも前もって計画的に人員・日程を調整しますので、それほど支障はないんですよ」
 また、休暇制度と両輪をなす仕組みとして、個々に設定した売上目標の達成状況に応じて賞与が算出される個人売上目標制度を導入したことも、「しっかり働き、しっかり休む」という風土の醸成につながっているという。プロジェクト完遂に向けた時間の使い方やプロセスにおいて、個々の裁量が大きく、それぞれの工夫やスキルアップが収入UPに直結する。これによって、休暇の配分も自分たちで考えるという主体性が育まれるというわけだ。

body2-1.jpgアルスでは社員それぞれが自覚をもち、それぞれの個性を活かし尊重しあう風土が育まれている

ワーキングママが休暇制度をフル活用しながら活躍

 そんな“働きやすさ”が入社の決め手だったという遊佐尚美さんは、現在5歳の娘さんを育てるワーキングママだ。入社翌年に結婚し、5年目に出産、約8か月間の産休育休と復帰後1年間の時短勤務を経て、現在はフルタイム勤務で育児と仕事を両立している。
 「うちにはつわり休暇があるので、いざという時には休めるという安心感がありました。復職後も、子どもの看護休暇やファミリーサポート休暇などをフル活用。夫に『そんなに休んで大丈夫?』と心配されるほど、かけがえのない娘の成長に寄り添うことができています」
 そう笑顔で振り返る遊佐さんは現在、同社が開発・導入した給与・人事システムの保守・改善を担当し、チームリーダーを務めている。クライアント企業とミーティングを重ね、新たなニーズや課題を洗い出し、システムのブラッシュアップを提案・実践する舵取り役だ。
 「モバイル勤務や在宅勤務などの制度を活用し、外出先から直帰して自宅で仕事をするなど、フルタイム勤務の今も娘と過ごす時間をたっぷり保っています。ワーキングママの先輩として、若手の女性メンバーの模範にもなっていきたいですね」

body3-1.jpg「リーダーになって半年が経ち、これからはメンバーの育成にも一層力を注いでいきます」と語る遊佐尚美さん

“仕事はバリバリ、休みはたっぷり”を実践

 入社6年目の渡辺峰大さんも、「休暇の多さに惹かれて入社を決めた」と率直に語る。
「正直に言うと、私は自分の時間を楽しむ“まったりとした社会人”になりたかったんです(笑)。有給休暇の取得率が高い当社は、そんな私にうってつけの環境でした」
 それでも、プロジェクトを重ねていくごとに、渡辺さんの意識は変わっていった。入社後、遊佐さんと同じくシステムの保守・改善を担当し、自ら練り上げた改善プランをシステムに反映させ、顧客のシステムユーザーから「ますます使いやすくなった」と喜んでもらえることに面白さを見いだしていったのだ。そして現在は、IBM社と共同でシステムの導入提案から関わるチームに加わり、顧客の課題解決に寄与するシステム構築を担当している。
 「顧客の要望・課題をどうシステムに落とし込んでいくのか、各方面と折り合いをつけることに難しさを感じる一方、ゼロからカタチにする面白さが一層増しています。個人売上目標制度があることで、自分の担当するプロジェクトはどれほどの売上があるのか、作るだけではなく、数字への意識も高まっています」
 そんな渡辺さんは、毎年30日間の有給休暇をほぼ全て消化し、趣味の旅行やドライブを楽しんでいるという。「この期間は絶対に休みます!」と周りに宣言し、プロジェクトを完遂させる。その姿に、上長も気持ちよく有給休暇申請書に承諾の判を押してくれるという。
 「今の私の信念は、“仕事はバリバリ、休みはたっぷり”(笑)。効率を高めて集中して働き、休みにはとことん遊ぶ。ワークライフバランスは抜群です」

body4-1.jpg「ゆくゆくはリーダーとしてプロジェクトの全てを担い、チームを成功に導く存在になりたい」と豊富を語る渡辺峰大さん

編集部からのメッセージ

事業も働きやすさもさらなる進化を


 日本IBMのビジネスパートナーとして、人事・給与・ワークフローという企業の基幹分野をフィールドに、IBMブランドのパッケージシステムの開発・改善を手掛けるアルス。これまで約200社に同社製のパッケージが採用され、導入後の保守・運用、ブラッシュアップまで一貫して同社が担っている。「今後はソフト・ハードの垣根を越え、クライアントの課題全般を解決に導く集団を目指します」と、深井社長はさらなる進化に突き進む構えだ。
 “働きやすさ”も進化を重ね、アルスの社員たちはフレックスタイム制・モバイル勤務・在宅勤務など多様な働き方を実践。創業当時の思いの通り、1か月間の夏休みを取得した社員も複数名いるという。2012年に子育てサポート企業の証である、くるみんマークを取得し、平成24年度と28年度の二度、東京ライフ・ワーク・バランス認定企業に選定された。日本の労働環境の先端を切り拓く企業として、今後もその取り組みに注目したい。

edit-1.jpg毎週金曜日はカジュアルデイで、5月中旬から10月中旬の5か月間は毎日がカジュアルデイという自由度の高い風土
  • 社名:アルス株式会社
  • 設立年・創業年:設立年 1988年
  • 資本金:4,000万円
  • 代表者名:代表取締役 児玉 民行
  • 従業員数:46名(内、女性従業員数23名)
  • 所在地:152-0003 東京都目黒区碑文谷5-25-10 ノアビル22
  • TEL:03-5704-2323
  • URL:http://www.arsweb.co.jp

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